惜別

X7絡みの話題をもう一つ。



話題としては現時点では少し前のものとなってしまうが、本作でシグナス＆
ウオフライ役を演じていた声優の鈴置 洋孝氏が、8月6日、肺ガンで急逝
されてしまったようで…。

……自分にとってはこの方は、ガンダムのブライト艦長じゃなくて、
98年の12月にテレビ朝日で放送された『007 リビングデイライツ』のボンドの
声で名を初めて知った方なのだが（その前に『ドラゴンボール』の天津飯の声、
『ポケモン』のサカキの声を聴いていたのだが、その当時はまだ自分自身、
声優にかなり疎い＆興味すら持ってない頃だったので、全く分からなかった）、
渋くて重みのある声が印象的な方だった。
何処と無く、藤原 啓治さんに声質が似てた所もあったけど。
（それに故に、前作のX6で2人が共演してたのにはちょっと笑ったな…）

そんな鈴置さんがまさか、こんなにも早い時期にお亡くなりになられて
しまうとは…。……残念…としか言葉が出てこない。

ここ最近はX7だけでなく、映画（吹替え、アニメも含む）とかでも氏の声を
かなり聴いていただけに、余計に…というか。

本当、……遅いですけど、心からご冥福をお祈りします。



……で、その最近、ビデオ店で借りてきた映画の一つというのがこれ。

千年女優
/ バンダイビジュアル

鈴置さんはメインではなく、脇役キャラの声で出演してるのだが、相も変わらず、
なかなか存在感ある演技をしてます。

ちなみに、映画自体の出来は相当なもの。
現実と虚構を巧みに捉えた奇抜な演出とストーリー展開、各時代の雰囲気を
事細かに描いた美しい映像、テクノと民族音楽が融合したかのような
平沢 進氏による神秘的な音楽とエンディングテーマが実に素晴らしかった。

まさにこれぞ、アニメというジャンルだからこそできた作品と言うに相応しい一作。
アニメ好きならば、一度は見ておく価値ありです。


ちなみに、この作品を機に、同じ監督（今 敏氏）が手掛けた次回作である
『妄想代理人』も後にチェックしてみた。
その感想は…時間があったら。