2006年 09月 09日
『GET!ボクのムシつかまえて』(GBA)。 ……丁度、期末テスト間近頃に行った某玩具店にて、安く売られていたので 買ってみたゲーム。もう、タイトルからして、かなり子供向けな匂いのする本作 であるが……いやはや、プレイしてみてビックリ。 もの凄い、罠だらけ(笑)。 ゲーム自体はエラくシンプルで、タイトルの通り、色んな場所を巡りながら昆虫を 捕まえていくものなのだが…… 何と、「次はここに行きましょう」みたいな提示が一切無し! 自分の手と足で、道を切り開いていかなければならぬ内容なのである。 別のゲームで例えてみるならば、メトロイドシリーズ(但し過去のもの) のような感じ。 それ故に、最初プレイした時はあんまりの奔放っぷりにビックリした。 「おいおい、全部自力でやるんかよ!」…と。 けど、ある程度、がむしゃらにあちこちを探索していけば、何とかなる バランスになってた分、まだ救いだった。 しかし、流石に終盤では止む無く、ネット通販で購入した攻略本に頼らざるを 得なくなってしまったのだけど…。 とにもかくにも、全体的には地味ながらも良く出来たゲームだった。 特に、操作性が良かった。ワリと難が見当たらないボタン配置だし、 アクションや物を調べた時の反応もスムーズで好感が持てる。 あと、物調べの対象となるものの多さにはビックリした。一見、何の変哲も 無いポットや食べ物、そして盆栽などの置物にもちゃんとテキストが用意 されていて…本当、あまりの作り込みの深さに唖然。 作り手の熱意というものをヒシヒシと感じた。 そのテキストも大変素晴らしく、所々に大人向けのネタがあったりして結構 笑える。登場キャラクターも某オカマタレントの偽者や逃げまくる謎の ランナーなど濃い奴ら&印象的な奴らが勢揃い。 個人的には、主人公の担任の先生が結構ツボで、以下の台詞… 「もっと、知りたい事があれば他の先生に聞くなり、 本を読むなりして、自分で学ぶ事。 学校を出たら、自分で見つけて学んでいくんだよ。」 ……には、何か心に剣が突き刺さったかのようなしこりを覚えた(汗)。 これは後にプレイを重ねていく内に、実は本作のゲーム展開に関する 警告でもあったと、悟ったのだが…。 でも、言ってる事はごもっとも…だよな…。 ごもっとも…だよな…(苦笑)。 ……… このテキストを絡めて展開するストーリーもなかなか良い感じにできて おり、特に設定の細やかさが光ってる。 更にまた、一部にMOTHERシリーズを匂わせるような展開が多々あった のも面白かった(笑)。変装して敵のアジトに潜入とか、お母さんの 幻影などと…。どれも新作、MOTHER3のものなのだが(汗)。 つうか、MOTHER3のあの展開の元ネタってまさか、これ……? ……ただ、ゴミ箱からアイテム入手とか、電話でセーブとかは明らかに MOTHERから取ってきたものである事がバレバレだけど(汗)。 他にも意外に質の高い効果音や何処か嘘っぽさに満ちたフィールドマップ など良い点はまだまだある。 移動速度の遅さ(序盤のみ)、不親切っぷり、そして登場キャラの一人 であるブーホー達の冗談がきつい上に説教臭過ぎる台詞は残念だったけど、 私的には佳作の域に入る作品だったかと思う。 傑作とまでは…行かなかったけど。 とにかくあまりに自由度が高い内容なので、万人向けとは言わないが、 昔の自力で解くRPGやアクションアドベンチャーゲームが好きな方には 文句無しにお薦めの一品です。 そして、MOTHERファンの方にも、3の元ネタと思われしものが沢山ある ので必見だ。……パクリネタも並行して(笑)。
by box057
| 2006-09-09 23:53
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