2018年 08月 25日
今更思い出したように、『OneShot(ワンショット)』の感想を単独記事にもしておく。
前にクリアした時と同じ事を繰り返すけど、本当に衝撃的な作品だった。 ◆Steam:OneShot(Steam:ストアページ) 「もぐらゲームス」のレビューでその名を知り、同年の東京ゲームショウ後の同サイト関係者の方々との食事会の時、仕組みのごく一部を聞いて更なる興味を持ち、Steamオータムセール中にセール対象外でありながらも購入した本作。 オータムセール終了間もなく、販売元デジカのパブリッシャーウィークエンドが開催されて、半額で販売されたのには見事にしてやられたけど(汗)、そんなのが吹き飛んでしまうほど、未だかつてない体験と衝撃を味わったゲームだった。 内容は主人公の「ニコ」を操作して、行く手を阻む謎や仕掛けを解きながら、崩壊の危機に瀕した世界を旅していくというRPGスタイルのアドベンチャーゲームとなっている。けど、そこから先の詳細を語ることはできない。言えば致命的なネタバレになってしまう。そんな訳で、内容に関しての解説はこれで区切る…。 感想もネタバレになるからあまり大声では言えないけど、際どく書くなら、道中に仕掛けられた謎解きが斬新の一言で済まされるものじゃなかった。「そんなのアリ!?」と声に出てしまうものばかりだった。勿論、王道の謎解きも仕掛けられていて、その難易度も簡単なものから難しいものまで、バランスよくまとめられていた。 けど、一部の謎解きは難易度という概念をも超越してしまっていて…。 もう、なんと言ったらいいのか分からない。 ストーリーも「凄かった」としか言い様がない。ちなみにこれは、ネタバレしても大丈夫そうなので言う。本作は周回前提だ。しかし、それが何周なのかは伏せる。そもそも、本作は周回プレイが絶対にできない設計になっている。なのに、周回前提とは何故か。 これ以上は実際に遊んで確かめてくれ、と言わせて頂く…。 唯一、ネタバレに触れる心配がない部分、終始、夜のままの世界観とロケーションも幻想的な雰囲気に富んでいて、ドット絵ながらも見惚れてしまう美しさがある。バックに流れる音楽も雰囲気の向上に一役買っていて、後々になってサウンドトラックを買いそびれた事を後悔したほどだった。(ちなみにSteamでDLCという形で販売されている) 元が海外生まれという事で、気になるのが翻訳だけど、それに関しても全く問題なし。違和感のある表現も無く、キャラクターの性格もしっかり掴んだ翻訳にまとまっていて、非常に高いレベルでまとまっていたように思う。 プレイしていて気になった部分は……言えない。 それすらネタバレになる。 実際、遊んでいて素直に分かり難いと感じた部分だった。 けど、それが何なのかは言えない。 これもまた、実際に遊んで確かめてくれの一言に尽きる…。 ネタバレに抵触しないことで言えば、凄く個人的なことだけど、何故だかSteamとゲーム本編の二つだけを起動すると妙にカクつき、ブラウザとエクスプローラを起動させたままなら安定すること。これは普通に謎だった(汗)。何かパソコン側に問題があったんだろうか…。いつか、今よりもスペックの高いパソコンを手に入れたら、同じことが起きるのか確かめてみたいところではある。。。これで繰り返されたら、どう反応したらいいのか…。 とにもかくにも……強烈なゲームだった。詳細を調べずにゲーム本編に触れ、最後までやり通して本当に良かったと思う唯一無二の傑作だった。これは間違いなく記憶に残るアドベンチャーゲーム。他人に薦めたくなるのもよく分かる出来でした。 最後に本作、クリア後にあれこれ調べたら、プレイステーション4、ニンテンドースイッチと言った家庭用ゲーム機、スマートデバイスへ移植されることを望んでいる人を多く見かけた。特にスイッチへの移植を希望する人は結構いる感じである。 そのような方々に対し、声を大にして言わせて頂く。 直ちにそのような願望は捨てて、諦めてください。 本作はなにがなんでもPCで遊べ。 本作がニンテンドースイッチ、プレイステーション4と言った家庭用ゲーム機、スマートデバイスに移植されることは絶対にない。あまり”絶対”という言葉は使いたくないのだけど、本作に限っては迷いなく使う事ができる。家庭用ゲーム機、スマートデバイスに出せるようにアレンジすればいいと思うかもしれないが、そんなことした時点で本作、”作品として”死にます。(システムどころかストーリーまで崩壊する) そんな作品として成り立った(※すごく重要)『OneShot』を遊びたいのなら、直ちにSteamで販売されているPC版を買おう。それぐらい本作にとって、家庭用ゲーム機、スマートデバイスへの移植はあり得ない話。そもそも、これを移植できるゲーム機なんてこの世に存在しない。現役を終えたファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、プレイステーション、セガサターンと言ったゲーム機すら無理だ。 万が一、ウルトラCで移植が実現したとしても、それは間違いなく、PC版を遊んだプレイヤーとは話題も価値観も共有できない、著しくズレたものになるだろう。 「そこまで言う!?」と思うのなら、直ちにSteamを導入して遊ぶのです。 そして、オープニングの謎解きをクリアするのです。 そこで嫌と言うほど思い知るはずだ。 このゲームが家庭用ゲーム機への移植が不可能である理由を。 もっと確信を抱くのは、先に触れた難点のシーンなのだけど。
by box057
| 2018-08-25 23:56
| ゲーム感想 / 紹介
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