2017年 07月 09日
昨年は15本と買い過ぎたから、既に持っているゲームのPC版や早期アクセス系のゲームの回収に焦点を当て、数を抑えるのを目標に掲げていた今年のSteamサマーセール。結果的にその目標は叶わず、またあれこれ買ってしまったのでした。
これが俗に言うゲイブ・ニューウェルの罠というものなのか。 けど、なるべく短期決着を狙えそうなゲーム中心に選び、幾つかは一段落させたので、昨年よりかは増加せずに終わってます。はい。とりあえず、買ったゲームの簡易コメントと感想を(ストアページへのリンク付きで)以下に。 ■Bleed 〔ストアページ〕 在りし日のヒーロー達を血祭りにあげ、新しいヒーローになろうとする残念女子のWrynを操作し、迫りくる敵達をマシンガンを始めとする銃火器で一網打尽にしていくアクションシューティングゲーム。前々からウィッシュリストに入れてたゲームで、最も値引き率が高かったことから購入。既にストーリーモードクリア済みだけど、最初は(※以下、Xbox360コントローラ使用時のアサイン)左スティックで移動、右スティックで銃撃、LTボタンでバレットタイム(スロー)、RTボタンでジャンプという奇抜な操作性に苦戦。しかし、それらに慣れてバレットタイムを使いこなせるようになった後の爽快感たるや。ひたすらに敵を銃火器で撃退し続ける事に特化した魂斗羅臭溢れるステージの作りと難易度調整も秀逸で、古き良き時代のアクションゲームを徹底追及したゲームデザインが光る秀作だった。 前述の通りに操作性の癖が強いほか、エフェクト周りの弱さ、そして火炎放射器やロケットランチャーよりも初期装備のマシンガンが最も万能など、粗削りな所も散見されたけど、ストレートなアクションゲームを好むクチにはストライクもストライク。全ステージを通しでプレイするモードも別途用意されていたりと、周回プレイへの意欲も大いに刺激させられる素敵なゲームだった。これはアクションゲーム…特に魂斗羅、ガンスターヒーローズが好きな人ならばやっておくべき品。ただ……(後述) ■20XX 〔ストアページ〕≪早期アクセス≫ 一口に言えば、ローグライク型『ロックマンX』。バスター、壁蹴り、ダッシュジャンプと言ったアクションと特殊武器を活用して変化するステージを駆け抜けていくという、ありそうで無かった作品。これも前々からウィッシュリストに入れてた作品で、先月23日のアップデートで日本語が追加されたという報せとTwitterのフォロワーさんから協力プレイのお誘いを頂いたのを機に購入に走った。早期アクセスゲーの為、まだゲームとしては未完成。遊んでみた感じ、基本はロックマンXだけど、ローグライク要素によって独特の遊び応えを持つ作品に仕上がっている。操作性も個人的にしっくりくる『ロックマンゼロ』のものを継承しているのがイイ。まだ協力プレイは遊べずだけど、頃合いを見てやってみようと思う。そんな訳で…いつしかお願い致します(私信)。 ■Dimension Drive 〔ストアページ〕≪早期アクセス≫ 少し前に気になる海外製タイトルの単独記事で取り上げた、縦スクロール型シューティングゲーム。ニンテンドー3DSのダウンロードソフトで、2017年現在は配信が終わってしまった『砕魂 ~さいたま~』みたく、並行世界の要素を取り入れたゲームシステムを売りとする作品。既に別ゲーム、それもジャンルの異なる作品で実現済みのシステムなのもあって、新鮮味はないけど、左右の移動方向が反転方式になっていて、それを踏まえた立ち回りを心掛けて行かなければならないところが面白い。特にボス戦ではこの仕様によって、独特の展開が描けている。キャラクターデザインもアメコミ調ながら癖が少なく、日本でも受けそうな仕上がりになっているのが印象的。残念ながら、日本語対応はしてないけど。また、早期アクセスゲーなので所々が未完成。基本システムこそまとまってはいるけど、エフェクトと効果音があまりにもショボく、シューティングとしての爽快感がほとんど無いのも引っかかる。アイディア自体は面白いのに、ジャンルの肝たる部分を押さえられてないのには正直、物申したい気分。とりあえず、今後もアップデートを重ねていくようなので、状況に応じて意見も出したりして動向を見守っていきたい。 ■Fractured Soul 〔ストアページ〕 前述の『砕魂 ~さいたま~』のPC版。日本語未対応。だから、タイトル名も『砕魂 ~さいたま~』ではない。基本的に3DS版と内容は一緒だけど、二画面から一画面に移行したのもあって、画面構成がなかなかに苦しい有様(汗)。ただ、遊ぶ分には全く問題無し。また、PS4コントローラでプレイできるのも有り難い。更にアクションステージは上下に抑えた形なのに対し、シューティングステージは『Dimension Drive』と同じ分割方式に改められ、大分勝手が変わっている模様。まだそこまで辿り着けてないけど、以下のトレイラーでそのようなアレンジが行われているのが確認できる。 3DS版が結構、よく出来たアクションゲームでありながら、配信終了となってしまったのが残念でならなかったので、こうしてPC版という別の道が残されたのは素直に有り難い。とりあえず、一通り遊んでみて、3DS版と変わらぬ良さが残ってたら推したい…かも。 ■Block'hood 〔ストアページ〕 今回のSteamサマーセールで本命としていた作品。小さな箱庭空間を舞台に、ブロック型の建物を積み上げながら都市を拡張していくシミュレーションゲーム。拡張する方向が縦というのもあって、パズル的な試行錯誤が求められる所がユニーク。ストーリーモードで語られる世界観もほのぼのとしていて、ずっと眺めていたくなる魅力がある。触りしかプレイできていないけど、日本語にも対応しているほか、翻訳の質も上々と良い手応えの作品。とりあえず、先ずはストーリーモードの攻略を優先して進めていく感じで。 ■Bleed 2 〔ストアページ〕 (前述の『Bleed』から続く形で)随分と間を挟んでしまったけど、魂斗羅、ガンスターヒーローズが好きな人ならばこっちの方が気に入るかもしれない『Bleed』の続編。基本的な内容は前作と一緒だけど、武器がマシンガンとソードの二つに絞り込まれてシェイプアップ。併せて敵の攻撃を跳ね返し、それでダメージを与えるカウンター要素も搭載され、より派手な立ち回りができるようになった。グラフィックもキャラクターのドット絵、エフェクト全般が強化。ステージ構成に至っては巨大ボスとの戦闘、車やミサイルをジャンプしながら進んでいくと言った荒唐無稽な展開が増え、全編息つく暇も与えないアクションが連続するように。そして音楽、効果音と言った演出周りもより仰々しくなって、高い爽快感も得られるようになったという進化ぶり。色々突き抜け過ぎだろ…!…と言いたくなるぐらいに見事な仕上がりの続編。前作が面白かったから、その流れで買ってみたらここ数年に遊んだステージクリア型アクションでも三本の指に入るどころか、今年度の新作のベスト候補にすらノミネートするレベルの内容で驚愕。 これは後日、単独記事で改めてその良さを紹介したい…。 ただ、操作周りの癖の強さは前作のままだったりするのだけど。 ■Alien's Go Home Run 〔ストアページ〕 ソフトボールの試合で放ったホームランボールが異星人の惑星に落下して大爆発。地球人の不意打ち同然の攻撃に激怒した異星人達は地球に侵攻。手始めにホームランボールを叩き込んだソフトボール選手を消し炭にしようと、彼女に襲い掛かる…という、何処から突っ込んだらいいのか分からないストーリーを特徴とする、アクションシューティングの要素を取り入れたブロック崩しゲーム。その無茶苦茶なストーリーとは裏腹にゲームの出来は手堅く、アクションシューティングとブロック崩しが違和感なく融合したゲームデザインと秀逸なゲームバランスで楽しませてくれる。 最近、これと似たゲームデザインを特色とした『Stirikey Sisters』なるゲームを遊んだけど、そちらはアクションとブロック崩し、互いの要素同士が足を引っ張るという残念な出来だった。対し、今作はそんな事も無く、自然に融合しているというか…『Stirikey Sisters』で感じた不満をほとんどクリアした作りになっていて変な笑いが出た(汗)。何故に同じ題材の作品でこれほどの差が出たのか…。 ■BLUE REVOLVER 〔ストアページ〕 アクションゲームばかりでなく、シューティングゲームも幾つか押さえておきたい…という気持ちから、ストアページの検索で出てきたものを探った結果、キャラクターデザインが個性的だったことから「君に決めた!」の感覚で選んだ一品。しかし、その見た目とは裏腹にかなり硬派な難易度の弾幕型シューティングゲーム。ケイブの代表作たる『怒首領蜂』、『ケツイ』などに影響を受けて製作されているだけあってか、綿密なパターン化、状況に応じたアドリブ、そして常に敵弾を確認し続けるレベルの集中力が要される。しかも、コンティニュー機能が無い(※但し、条件達成でフリープレイ機能が解禁される)ので、常に本腰を入れなければならない。見た目、気軽に遊べる作品なのかなと思いって挑んでみたら、まさに弾幕シューティングゲームを遊び込んだプレイヤーに向けた作りで見事にしてやられた感じだった。しかしながら、ヒットカウントが切れない内にスペシャルウェポンで敵を撃破し高得点を稼ぐ独特のスコアシステム、細かい設定が可能なステージセレクト機能、構成面で凝ったステージとミッションモードなど、好印象を抱いた箇所も多い。キャラクターデザインを始め、世界観と演出も日本製のゲームっぽさ全開で馴染み易いのも秀逸。そして、音楽が最高にカッコイイ。サントラ買いたくなっちゃうほどです。 シューティングゲーム好き…特に弾幕系が好きな人ならば絶対の二文字が付くレベルで押さえておくべき一本。人を選ぶけど、傑作です。 ■ヴァルシュトレイの狂飇 〔ストアページ〕 前述の『BLUE REVOLVER』同様にストアページで探っていたシューティングゲームの中で、異様な値引き率だった点に惹かれて購入に走った作品。これもまた弾幕型のシューティングゲームだけど、難易度は見た目以上に低め。自機の当たり判定が小さいのもあって、直感的に自機を動かすだけでスイスイと弾の嵐を掻い潜っていける。また、(やや特殊な)体力制も採用されているので、仮に被弾してもそう簡単には撃墜されない。それもあって、純粋に迫りくる敵達を撃ち落としていく気持ちよさを手軽に満喫できる強みがあり、この手のシューティングゲームに強烈な抵抗意識を持つプレイヤーにも優しい。バランスの取り方がDSiウェアの『あぁ無情 刹那』に非常に近い感じで、まさに弾幕シューティングの入門編としてはこの上ない作品となっている。また、弾幕型のシューティングゲームにしては珍しく、『スターソルジャー』などのハドソン作品でお馴染みのキャラバンモードを搭載。更にキャラクターごとに異なる内容で描かれるストーリーモードも収録されていて、ボリュームの面でも結構大きなものになっているのも面白い。 現状、アーケードモードをクリアしただけで、ストーリーモードは少ししか手を付けていないのだけど、基本的な手触り感が良かったので、そちらも少しずつ進めて行く。なかなか良い感触なので、一通り遊び通したら単独で紹介したい…かも。 ■Skyling:Garden Defense 〔ストアページ〕 実を言うと、今回のサマーセールでは値引きの対象外だった作品。しかし、元々が安かったので、折角の機会だし…という事で購入した。女の子を操作し、モンスターと接触しないように荒地に花を咲かせていくというシンプルなアクションパズルゲーム。全体的に可愛らしく、優しい世界観と雰囲気が素敵な作品で、ピアノ主体で作曲された音楽もあってほんわかとした気持ちにさせられる。しかし、アクションパズルとしての難易度は容赦無し。しっかりと敵の行動パターンをよく見極めながら行動していかないと一瞬でゲームオーバー…ステージの最初からやり直しになる、昔ながらの手応えを兼ね備えたバランスになっている。ステージもやる事は単純ながら、要所要所で頭を捻る必要が生じる構成で、生半可な気持ちで作られていないことが伝わってくる仕上がり。ステージ総数はゲーム開始の時点で30と判明していて、現在はその内の8ステージを終わらせたところ。 見た目の印象から、スイスイ進めていけるのかと思ったら、結構気の抜けない難易度で苦戦中(笑)。これが羊の皮を被った狼というヤツか…。ただ、純粋に遊んでいて楽しいゲームになっているので、緩やかに残りのステージの攻略に当たっていきたい。他のSteamで買ったゲームを進める際の合間とかにやっていくとアリかもしれない。 ■Alwa's Awakening 〔ストアページ〕 魔法を駆使して謎を解いたり、敵と戦っていくレトロスタイルのアクションアドベンチャーゲーム。かの有名な『ショベルナイト』に影響されているのか、ファミコンの新作を意識したグラフィックと音楽が特色。また、音楽は一部楽曲をミュージシャンのサカモト教授が手掛けている。今回、サマーセールで買ったゲームでは唯一の手付かず。なので、あまり語れることはない…(汗)。とりあえず、頃合いを見て進めて行こうと思う。 以上、11本。昨年が15本だったので、それ以下には抑え込んだけど、それでも二桁行ってしまった。。けど、既に一段落を迎えたゲームが幾つかあるので、昨年ほど積みゲーの数にはそれほど大きな影響はなかった感じです。 ともあれ、攻略途上のと未プレイのも含め、一つ一つ遊び倒していきましょう…。 ちなみに今回のサマーセールで『Block'hood』と一緒に最優先タイトルとしていた『Grim Dawn』だけど、買って動かしてみたところ、自分のPCでは満足なフレームレートと解像度で遊べないことが発覚したので、返金処理を行って購入取り消しとした。残念ながら、先日の『MekaZoo』と同じタイプだった模様。で、この穴埋めとして『Alwa's Awakening』を選んだ次第です(未プレイなのはこれが原因)。 とりあえず、今のPCではまともに遊べそうにないので、次にパソコンの買い替えを行った時に考えてみようと思う。その買い替え自体、かなり先の話になってしまうけど。この最中にコンシューマへの移植でも行われると有り難いのだけどな…。ただ、遊んでみた感じ、操作周りを作り直さないともの凄く厳しそうなのに加え、日本語にしても非公式の実装というのが判明したので、過度に期待しない方がいいのかもしれない。 本当、このセリフにはビックリしたよ…(汗)。 こういう形で日本語に対応したゲームもあるんだね…と、今まで存じなかったSteamで販売されているゲームの事実を知ったような気がするこの頃です。
by box057
| 2017-07-09 21:13
| ゲーム感想 / 紹介
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