2016年 11月 12日
先日、四年連続とか書いたけど、換算ミスで正しくは五年でした。
そんな訳で、2012年から毎年開催されるようになったユービーアイソフト単独イベント『UBIDAY』に今年も行ってきた。当初、出展予定だった『ウォッチドッグス2』がステージデモに改められたほか、昨年度の嫌な記憶(運営スタッフの不手際)もあって、今年は見送ろうかと開催一週間前から悩んだが、PSVRが体験できる稀少な機会だし…という事で、いつものように突撃するに至った。
これが、毎年足を運んでいる人間の性というものなのか。 ■会場の雑感 今年もベルサール秋葉原の1階と地下1階にて開催。例によって、2013年度にあった1階のステージイベントを中継するモニターは無く、実際にその場まで足を運ばないと見る事はできなかった。ただ、今年は『ウォッチドッグス2』のステージデモ用のスペースが地下1階に用意され、その階層特有のイベントを見れるように。イベントも30分単位でコンスタントに行われたほか、(ステージ付近のものに限られたが)試遊台に並びながらでも観覧できたので、待ち時間の退屈さを緩和する施策として上手く機能してたように思う。 また、昨年問題視された運営スタッフの不手際も緩和。スタッフルームの扉には黒いカーテンが敷かれ、中を覗けなくする措置が取られたほか、物販も整理券方式が取られ、昨年のような極端な行列は発生しなくなった。それでも、そこそこ混み合っていたので、自分は並ばず退散したけど(汗)、前回の反省が随所に現れた感じになっていて好印象でした。ただ、地下1階の試遊台で何処から並べばいいのかが分かり難いのは昨年度と変わらない感じだったが。『フォーオナー』とか、あんな遠回りの必要がある位置にしなくても良かったんじゃないのかな…。まあ、『ウォッチドッグス2』の出展が無くなった反動でスペースに余裕ができたのもあり、昨年ほど分かり難いものになってなかっただけ幸いだったけど。あの状態で入口を分かり易くすれば、概ね問題無い配置になるんじゃないのかな…。とりあえず、その辺の改善は来年度に行われる事を祈るとしましょう…。 なんて具合に、今年は会場の雑感から書いてみた。 で、当日に遊んだゲームの雑感を以下に。 ■Eagle Flight(イーグルフライト)(PS4) PSVRが体験できる絶好の機会だから、という事で最初にこちらから遊んだ。個人的にPSVR初体験だったのもあり、プレイ開始前は装着方法とピント合わせが分からず四苦八苦。案内係のスタッフさんの御手を随分と煩わせてしまった。 しかも、よりによってその時、一緒に試遊台に着いた来場者の方々のほとんどがVR経験済みで、装着なんてお手のもの。自分だけ初心者というのもあってか、なんだか晒し者にされたような気分になったよ…。 そして、肝心のゲームも…想像以上に難しかった。特にリング潜り。頭を傾けながら視点を動かすというけど、その操作が思うようにいかない。そして、決まって頭と体が斜め方向を向いてしまうので、肩に変な負担がかかる(汗)。正面を向きながらやりたい気持ちがあるのに、身体はそれを拒否するかのように斜めを向いてしまう感じで…思い通りに行かない展開にかなりヤキモキさせられた。下降した時の恐怖感がリアル過ぎるのも、高所恐怖症の身には相当に応える。作り物臭の強いグラフィックである為、現実味は感じさせないのだけど、その下降の時だけは本当に落ちている感じがあって…。思わず全身が「ヒヤッ」とする錯覚を味わった。こうも終始、戸惑いまくりだったのもあり、ミスも連発。このデモではリングを潜り抜けるもののほか、川で飛び跳ねる魚をキャッチするチャレンジも遊べたのだけど、自分はリング潜りに苦戦しっぱなしで、そのままクリアする事も叶わず、制限時間が来て終了となってしまった。できれば、魚のキャッチまで行ってみたかったけど、落下時の恐怖感が凄かったので、二回目は行かずに終了。これがVRなのか、と…色んな意味で未体験の驚きを味わった一瞬でありました。 首を傾けるだけで遊べる直感的な操作性、人類が姿を消したパリが舞台という独特の世界観が印象的な内容だったけど、高所恐怖症の身にはしんどいものがあったので、仮にVRを買ったとしてもこれはパス…かな(汗)。けど、やり込むと結構、気持ちよい体験ができそうな作品ではある。ちと値段が割高なのが引っかかりはするけど、フライトシミュレーションが好きな方なら遊んでみる価値はある一品だと思う。但し、落下時の恐怖感はなかなかのものなので、そこは御覚悟を。個人差があるかもしれないけど。。 ■STEEP(スティープ)(PS4/XboxOne/PC) 試遊台のプレイ時間が約15分と、比較的長めに設定されていたタイトル。スノーボードとスキー、ウィングスーツを選択でき、それで自由に雪山を滑ったり、特殊なコースでのタイムアタックなどに挑戦する事ができた。 印象的だったのはフィールドがオープンワールドだけあって、滑り降りるルートが自由に選べる事。安全なルートで素直に滑り降りるのも良し、あえて急斜面の危険なルートを選ぶのも良しと、プレイヤーそれぞれの楽しみ方ができる作りになっていたのが爽快だった。また、雪山の各所には特徴的なロケーションもあり、それらを発見する探索の遊びが仕込まれているのもユニーク。広大な箱庭でスキーやスノボで滑走し、そう言ったものを探していくだけでも相当楽しめそうだなと、ファークライシリーズでその種のロケーション発見の楽しさを知る身としてはワクワクしてくるものがあった。けど、それ以上に白熱しそうに感じたのはタイムアタック、スコアアタックと言ったやり込み系のイベントなのだけど。 試遊ではスノーボードに多めに時間を割いてしまって、結果的にスキーとウィングスーツは僅かしか遊べず終いだった。けど、一切の壁が無い開放的なフィールドをひたすら滑り降りていくスリルは格別で、何度も楽しみたくなる中毒性を醸し出している。操作もそんなに複雑ではなく取っ付き易い上、トリックを決める際も過去に遊んだ『ウエーブレース64』の感覚でスイスイ出せちゃうのがイイ(笑)。 いわゆるスポーツゲームという事で、そんなに関心を持ってなかったけど、遊んでみてこれ、結構イイかもと思った作品。また、案内担当の方も昨年度の『トラックマニアターボ』を髣髴とさせるフレンドリーさで、あれこれ語り合いながら楽しめたのも良かった(笑)。発売時期が少し悪い為(&そして、XboxOneSの購入予定が入り込んでしまった為)、当日購入は見送るけど、来年、何処かで機会が訪れたら買ってみたいところですな。 ■FOR HONOR(フォーオナー)(PS4/XboxOne/PC) 昨年も遊んだゲームだけど、今年もお試し感覚で。遊べた内容は昨年度と同じ。チュートリアルの後、陣取り戦である『ドミニオン』を遊ぶというものだった。ただ、今回出展されていたバージョンは最新のもので、騎士以外にバイキング、サムライも選べるようになっていた。また、キャラクターを選んだ後のカスタマイズでも背の大きさも設定できるようになり、色しか選べなかった昨年度から随分と変わった事を実感させられた。 それら以外にも昨年度遊んだバージョンからの変更点が幾つか。 以下、気付いたものを箇条書き。 ◇選択画面のインターフェース全般が刷新 ◇リスポーン時の演出が若干変更(やや派手に) ◇暴力表現の緩和(昨年度にあった斬首表現が無くなった) テキストは英語だったので、ベースは海外版なのだろうけど、暴力表現の緩和は少しビックリした。昨年度は普通に首が「スパッ」と斬れ、飛び散ってたのに。海外版でもこれとなると、色々問題があって削る事にしたのかね…。 いずれにしても、ゲームの面白さは昨年に遊んだ時と変わらず。国内版の発売日も来年の2月16日に確定したという事で、オンラインは勿論のこと、シングルプレイも存分に堪能したいと思う。家で遊べる時が本当に楽しみだ。 けど、また騎士を選んでしまったのはしくじったな…と(汗)。バイキングとサムライが選べたのだから、そちらで操作感の違いを体験してみるべきだった。何でそこまで考えが及ばなかったのか、その当時の自分を激しく問い質したい今日この頃です…。 ■ステージデモ:ウォッチドッグス2(PS4/XboxOne/PC) 当初は出展予定だったが、デモに変更された今作。丁度、デモが行われたのが地下1階の特設スペースだったので、難なく観覧する事ができた。 デモプレイでは前作から大幅な進化を遂げたハッキングシステムをフィーチャー。また、ドローンとラジコンを使ったステルスパートも紹介された。いずれも見ていて思ったのは、やりたい放題にも程がある!特にステルスパートはかなり面白そうで、前作の監視カメラ以上に我が物顔で敵をパニックに陥れる遊びが楽しめそうになっているところに大いに惹かれた。個人情報の書き換えによる警察の誘導、通行の邪魔となる車を問答無用で退けられる暴走ハッキングも無茶苦茶過ぎて、ほとんどギャグ。世界観も明るめになり、デモイベントが始まる前にステージ上のモニターで流れていたタイトルメニューは演出、音楽共に前作との違いを明確に示す作りになっていたのが印象的だった。 こうも面白そうなのに試遊台無しで、遊べなかったのが本当にもどかしい!後のラウンドテーブルによると、出展は全世界共通で発売直前まで試遊はしないとの方針でこうなったとの事だけど、その翌日、店頭イベントを開催するなんてニュースが出て、どういうこっちゃと。某赤い弁護士みたく、激しく「異議あり!」と叫んでやりたいですよ…。 また、デモ自体は30分単位で何度も行われたのだけど、基本的に同じ内容の繰り返しに徹していたのが少し気になった。ネタバレを防ぐ意図もあっての事なのだろうけど、折角、何度もデモを行うのなら、違うイベントやハッキングの一部を見せるとか、もう少し違いを出しても良かったように思う。その所為で3回目の時とか、さすがに「それはもう聞いたよ…」って心境になったし。もし、またこの手のイベントを今後も計画しているというのなら、今度は時間ごとの違いを出す工夫を凝らして欲しいところですな。 ■その他あれこれ 今年も昨年とほぼ同じ時間帯(11時30分頃)に会場に到着し、地下1階へ向かったのだけど、例年にも増して人が少なかったのにはちょっとビックリした。昨年は混み合ってて、他の来場者の方々のお喋り(時に悲鳴)も聞こえてきたりしたのに、今年は静か。何処となく、2012年の第一回を髣髴とさせる空気になってたのには少し違和感を覚えた。13時を過ぎた頃にはイーグルフライトの試遊台が長時間待ちになるなど、混み合ってきたのだけど、それでも昨年より少ない印象。やはり昨年度、運営スタッフの不手際や物販の問題などがあったのが響いているのかな…と、少し勘ぐってしまった。 あと、毎年恒例のアサシンクリードの新作が出展されなかったのも、いつもと違う空気を醸し出してたような気がする。一応、リマスターの『エツィオコレクション』があったほか、映画版『アサシンクリード』の初公開映像上映会の整理券を配布するなど、何処にもアサシンの影が無かった訳ではないのだけど、ちょっと引っ込み気味だったというか。これまでのように日本語吹き替え版を担当された声優さんが出演されるステージイベントも無かったし、ちょっと全体的に何かが足りない感じがあった。同時にやっぱりユービーアイにとってアサシンは欠かせない存在なんだな…と、再認識させられたようにも思う。 まあ、アサシンが引っ込んでしまった一方、ステージイベントに関しては昨年、産休で欠席されてしまってた広報の福井蘭子さんが復帰し、ゲストとのテンションの高いトークを繰り広げるという別の復活劇は起きてたけど。 フードコートにも、昨年無かった唐揚げも復活してたし。 久々に食べた感想はシンプルに「美味かったです!」(ベルサガ風)けど、今年は入れ物がかなり安っぽいものになってしまってたのがちと引っかかったけど。一昨年の入れ物がそこそこ凝ったものになっていたので、できれば今回のもそういうのにして欲しかったです。ただ、唐揚げの大きさを考えると、この入れ物がベストな感じだったが。 ■まとめ そんな感じに昨年度の反省が見られつつも、全体的にやや静かで、いつもの主役が欠けてる感じを抱いた今回。来年度も開催されるという事がラウンドテーブルにて発表されたけど、今年、改善された箇所(特に物販)はそのまま引き継ぐ形で、列の入口の分かり難さなどの難点も解消し、よりよいイベントに発展させて欲しいなと思う。そして、来年はアサシンクリードも完全復活していてくれれば。映画も公開され、国内での知名度もそれなりに上がるのは間違いないだろうし、看板タイトルの存在を強く感じられる、いつもの空気が帰ってくる事に期待したいところです。 あと、休憩スペースのベンチに居たラビッツも帰ってくるといいな…。(ボソッ) ■余談 帰路に付く前、時々利用している『駿河屋』の秋葉原店が開いたとの報せを思いだし、折角なので足を運んでみるかと思い、近くまで行ったのだけど、想像以上に混み合ってて、結局入れず終いだった。 またいつの日か、秋葉原に訪れる機会があった際にリベンジと行きます…。 しかし、あの大量の商品で敷き詰められた店舗内、歩き回れるのか…?(汗)
by box057
| 2016-11-12 21:10
| 日記 / ゲームネタ
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