2016年 08月 20日
ファミコンで発売された2以降、ボンバーマンシリーズは継続的に購入し続けてきたけど、徐々に変容を遂げていくゲームシステムに次第に拒否反応を覚えるようになり、気が付けば、2000年以降は全く興味が湧かないほどに関心を無くしてしまった。 一応、その間にアニメだけど、『ボンバーマンジェッターズ』に触れる機会こそあったが、それ以降にシリーズのゲームを買ったかというと否。 けど、久々に遊んでみるのも一興ではないのか…と思い、2012年の旧作漁り…それも当時発売された『世界樹の迷宮IV』と一緒に今作を買った。 ニンテンドーDSでは他にもボンバーマンが出てたけど、如何にも新シリーズな匂いを放つ今作が個人的には最も興味深かったので選択。 実際にその内容はシステム周りを現代風に刷新し、昔ながらの遊び応えも残した新しいボンバーマンだった。ゲーム内容はシリーズお馴染みのステージクリア型アクションなのだが、タイトル名にも冠されてるパーツカスタマイズシステムによって、これまでになく戦略的で奥深いステージ攻略が楽しめる。パーツの組み合わせも19万通り以上と膨大なのに加え、それによって特殊な『スキル』も会得できるので、やり様によってはステージ攻略の難易度を大幅に引き下げたり、逆に上げたりと言った事も可能。そんなプレイヤー好みのボンバーマンが作れ、難易度もコントロール可能という所が現代テイスト全開で、今までとは一味違うボンバーマンの遊びを描いていたのが面白かった。 後期のシリーズでデフォルトとなったライフ制もこのシステムと違和感なくマッチしているし、それを逆手に取った基本難易度の高さも適切。また、ストーリー性が薄く、淡々とステージを攻略していくという本編の内容も地味ながら、昔のボンバーマンらしさ全開なのが素敵。終盤にはファミコンの『ボンバーマン2』をオマージュしたような展開もあったりと、同作でシリーズデビューを果たした身には懐かしい思いに浸れました。他に『爆ボンバーマン2』の正統進化を目指したカスタマイズ要素有りと従来型ボンバーマンのシステムで遊ぶバトルモードも収録されていて、まさに至れり尽くせり。 淡々とした展開が続く故にゲームデザイン的な古臭さが否めないこと、そして1エリアにおけるステージの数が多過ぎてダレ易い、後半に運が絡む場面があるなど、作り込みの甘さを感じる所もあったけど、新しいボンバーマンの始まりを感じさせる要素に満ちた良作。「面白い!」と心の底から思えたボンバーマンにして、その当時まで、イマイチなものばかりだったハドソンのゲームの中ではご無沙汰のヒットだった。 残念ながら、シリーズ化とはならず、ハドソンも解体されてシリーズは沈黙。その後、ハドソンを吸収合併したコナミからスマートフォン向けの新作が出たが、その一発目は…(※念の為、二作目は名誉挽回となった模様)。正直、細かい粗を改良すれば、今作がボンバーマンシリーズ再始動の引き金となる可能性もあっただけに無念でならない。そういう所もあって、可能ならばもっと早く出会いたかったゲームでした。
by box057
| 2016-08-20 23:00
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