2016年 08月 08日
2009年の旧作漁りで購入し、強烈な印象を残した作品その3+1。2003年から2007年頃まで展開されたドールフィギュア、『ピンキーストリート』を原作としたリズムアクションゲーム。初代『キラキラ☆ミュージックアワー』と続編の『キラキラ☆ミュージックナイト』がセットで収録された、『キラキラ☆レインボーパック』を買って一気に二本手に入れた。 本来なら、一作目の『キラキラ☆ミュージックアワー』は、発売された2006年の時点で買ってたはずだった。しかし、買ったはずの店の不手際と自分自身のレシート紛失の凡ミスで、別のゲームが手元に来てしまうという、理不尽な事故に遭って逃す羽目に。 以来、何処かのタイミングで続編も併せて、雪辱を晴らしたいと願ってた。 それが2009年になってようやく到来。しかも、ワゴンセールで先の二本セットが値崩れしてたのもあり、相当な安価で手に入れる事もできて一石二鳥だった。 その瞬間、この時まで待って正解だった、と思ったのは言うまでもない。 けど、実際にゲームを遊んだ後は、やっぱりリアルタイムで遊びたかった!…という思いが噴出した(どっちやねん)。ピンキーストリートの販促品としてでなく、一つのリズムアクションゲームとしても完成度が高い。ゲームシステム、ニンテンドーDSのタッチスクリーンと二画面構成を活かしたアイディアの数々が光る、実に侮り難き傑作だった。 特にシステム周りでは、『フリーダンス』が秀逸。曲の合間にこれを踊る事で、リズムゲーム(ダンスバトル)での失敗を挽回できるという、ジャンルの御約束、パーフェクトプレイをせずとも楽しめる環境を構築していたのには心底驚かされた。まさに革新的な試み。ミス無くノーツを叩く事が正義とされる常識に風穴を開ける、非常に興味深い要素だった。また、リズムゲーム時はDS本体を縦持ちにするという、いわゆる脳トレスタイルを採用してたのも面白い。しかも、タッチ操作を気持ちよく行えるように、ダンスを踊るキャラクターを綺麗に見せる為、という明確な意図を込めた上での採用。安易にDSの機能を使う為としてない辺りに今作の作り込みの深さを感じさせられた。 リズムアクションゲームの魂、音楽も素晴らしい出来。一作目に至っては『演歌』のジャンルを収録するという、斬新な試みが成されてたのも面白かった。 他にピンキーストリートの代名詞、着せ替え要素もあり、専用アイテム300以上、組み合わせ46億通りという底なしっぷりを演出していたのが印象深い。 一作目に限り、リトライ機能が無く、パーフェクトプレイのやり込みが面倒臭い、起動前の企業ロゴのデモが長い(続編では高速化)、双方共にリズムゲームの結果がやや運に左右されがちなど、違和感を覚える箇所もあったが、ニンテンドーDSのタッチスクリーンとハード特性を効果的に活かしたリズムゲームで、紛うことなき傑作と断言できる出来。見た目のイメージとは裏腹に遊び応え抜群なゲームでございました。 さすがに2016年現在、単品及びレインボーパック新品の流通は終わってしまっているが、中古では今なお、安価で手に入れる事ができる。 如何にも女の子向けな感じだが、実際はリズムゲーム熟練者も唸る遊び応えを誇る作品。とても侮り難いゲームに仕上がってるので、ニンテンドーDS、或いはニンテンドー3DSをお持ちのプレイヤーは是非、お試しを。 また、3DSなら音響面もパワーアップするので、お持ちの方はそちらでどうぞ。
by box057
| 2016-08-08 23:00
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