2011年 11月 13日
デスマーチ第三週。 例によって、今週も話題作揃い。 昨年12月にニンテンドーDS用ソフトとして発売され、累計50万本以上のセールスを記録した『二ノ国 漆黒の魔導士』のプレイステーション3版にして、DS版とは異なるゲームシステムと美麗な映像表現、ストーリーを売りとした『二ノ国 白き聖灰の女王』、世界で大人気のミリタリーFPSシリーズ最新作『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3(字幕版)』と、強力極まりないラインナップとなっている。 そんな話題作が存在感を放つ中、当ブログはあえてこのニンテンドー3DS用ソフト『Shinobi 3D(シノビ3D)』をプッシュさせて頂く。 今作は1987年にセガより発売された横スクロール忍者アクションゲーム『忍 -SHINOBI-』シリーズの最新作。シリーズの新作としては、2003年にプレイステーション2用ソフトとして発売された『Kunoichi -忍-』以来、実に8年ぶりの新作となる。 開発はアメリカのデベロッパー、Griptonite Gamesが担当。元々は日本ではなく、アメリカのセガ(SEGA OF AMERICA)が主導で制作されていたタイトルで、いわゆる逆輸入作品という形となっている。しかし、アメリカ開発でありながら、サウンドプロデュース及び作曲は、メタルギアソリッドシリーズで知られる日比野則彦氏が手掛けており、全部が全部、海外製という訳では無いのが最大の見所だ。 ゲーム内容はシリーズの原点に連なる、横スクロールのステージクリア型アクションゲームで、プレイヤーは主人公のジロー・ムサシを操作し、巨大犯罪組織ZEED率いる忍軍との戦いに身を投じていくというもの。最大の見所は立体視、ジャイロセンサーと言ったニンテンドー3DS独自の機能を活かしたアクションシーンの数々で、新感覚の演出、操作感を堪能できる作りとなっている。また、見た目は3Dアクションのように見えて、実質2Dという立体視との相性抜群の画面構成も見逃せないところ。この構成を活かした演出やギミックも豊富に盛り込まれており、それまでの横スクロール型アクションゲームに新風を吹き込んだ仕上がりになっているようだ。更にすれ違い通信、ゲームコイン機能にも対応しており、これらの機能を使う事によって開放される専用のステージと言った特典まで収録。加えて、通信とは別の上級者プレイヤー向けの高難易度チャレンジステージも収録していたりと、ボリューム周りも充実したものになっている。 無論、上級者ばかりでなく初心者も完全フォロー。難易度選択機能、素早い復帰など、誰もが手軽に且つ、気持ち良く遊んでもらう為の配慮が徹底されている。ゲームバランスも入念な調整が施されているとの事で、アクションゲーム最大の魅力である上達する快感を存分に味わえるようだ。 これまでのシリーズとは違う、逆輸入作品という事で異色の雰囲気を醸し出しているが、テンポの良い展開に忍者ならではの多彩なアクション、そして何処となくぶっ飛んだ世界観など、お約束はきちんと抑えている。また、3DSでは初登場となるアーケードの香り漂うハード系アクションゲームという事で、シリーズ経験者のみならず、アクションゲーム好きにも見逃せない一本と言えるだろう。ゲーム音楽好きには、あのメタルギアで知られる日比野則彦氏が参加しているという点でも要チェックだ。 他の今週発売タイトルがあまりに強力過ぎる上、先月に任天堂公式サイトで配信された『ニンテンドーダイレクト』では華麗にスルーされるなど、何だか凄く不遇な扱いを喰らっている今作だが、話題作の一つとして君臨するだけの魅力は十分過ぎるほどにある。 シリーズファンは言うまでも無く、アクションゲーム好きならば是非とも抑えておくべし。また、9月に発売された『閃乱カグラ』で忍者アクションの面白さに目覚めた方、忍者アクションってのは漢(おとこ)のものだと豪語する方も要チェックであります。 これで貴方の3DSを漢仕様にしちゃいましょうぞ。忍仕様も可。 更にもう一つ、今作のパッケージはかのメガドライブのパッケージを強く意識したデザインになっている。なので、メガドライバーもこれは見逃せませんぜ。 ちなみに3DSでは今週、同じく漢(おとこ)なアクションゲームとして、バーチャルコンソールの『バイオニックコマンドー』が配信される。 歯応えのあるアクションゲームが好きな方ならば迷わずダウンロードを。 これとShinobiで、3DSをとことん漢仕様にしてみませんか。 その他の今週発売タイトル。 逆転裁判シリーズの主人公で、『恐怖のツッコミ男』である弁護士・成歩堂龍一がプレイヤーキャラクターとして参戦する『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』も今週に発売となる。物理的な攻撃能力を何一つ持たない、生粋の弁護士が格闘アクションに殴り込むという、前代未聞の参戦劇とその戦いぶりは逆転裁判ファンなら見逃しちゃいけない…? また、ひたすらに無茶苦茶さとユーモアを追求したオープンワールドアクション『セインツロウ ザ・サード』も地味ながら見逃せない一本だ。 とにもかくにも、今週の個人的な購入予定タイトルは『Shinobi 3D』の一本。 旧作込みだと、16日配信の『バイオニックコマンドー』を入れての二本。 Shinobiは最初に発表された情報の時点で、凄くプレイしたいと思ってたアクションゲームなだけに楽しみ。実は忍シリーズはこれが初挑戦なのだけど、楽しめたら過去にリリースされたシリーズにも手を出していってみたい。 しかし、これが日本でも出るとは思いもしなかったなぁ。 でも、それ以上に日比野さんが音楽担当とか予想外にも程がありますよ!
by box057
| 2011-11-13 20:40
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