2011年 05月 08日
当初は2011年3月17日に発売される予定となっていたが、その一週間前に起きた東日本大震災の影響による物流網の混乱により、無期限の延期となってしまったニンテンドー3DS期待の新作タイトル『スティールダイバー』。 そんな『スティールダイバー』が今週、満を持して発売される。早くプレイしてみたいと首を長くしながら待っていた方にとっては、まさに待望の一週間の到来と言えるだろう。 だが震災前と違い、注目度が落ちているのが地味に気になる所。 震災前は昨年のM1グランプリで準優勝の成績を残したお笑いコンビ、スリムクラブを起用したCMでそこそこの注目を得ていたが、今は契約が切れてしまった為なのか、プレイ動画中心の地味なCMが展開される格好となっている。 また、本数も以前よりも控え目にされているという現状。それ故に今週発売である事を忘れている人も結構、居るのではないだろうか? もし忘れているというのなら、即刻思い出しましょう。 そして、臨戦態勢に入りましょう(?)。 それはさておき。 今作は任天堂が放つ3DSソフトでは初めてとなる、完全新作タイトル。 潜水艦を操作して敵艦船を魚雷で撃沈し、ステージを進んで行く横スクロールアクション、3D視点で敵艦船を撃沈していく3Dシューティング、そして索敵状態で敵の動向を探りつつ、ユニット(駒)を動かして攻撃を仕掛けていく戦略シミュレーションと、潜水艦をテーマとした全3本のゲームを収録した盛り沢山のゲームだ。 元々はニンテンドーDS用のゲームとして開発されていたが、様々な紆余曲折を経て3DS用ゲームへと転身した経緯を持つ。何気に開発には6年以上もの年月を費やしている。 開発はかの名作『スターフォックス』、『ワイルドトラックス』にプログラマーとして参加し、その後も『1080°スノーボーディング』などのタイトルに携わったジャイルズ・ゴダード氏が設立した有限会社ヴィテイ。ニンテンドーDSソフト『シータ』やWiiウェアの『ロックンロールクライマー』を作った会社というとピンと来るだろうか。プロデューサーは『スターフォックス』のキャラクターデザイナー兼プロデューサー、そして似顔絵王としても知られる任天堂の今村孝矢氏。実は初代フォックス&ワイルドトラックスチームの新作でもあったりする。 元がDSソフトだったのもあり、3DS売りの立体映像は今作ではほぼおまけに等しい感じ。しかしその分、操作性に力を入れた作りとなっており、二つのレバーで速度を慎重に調整しながら進む潜水艦、3DS本体を左右に動かしたりしながら狙いを定める潜望鏡など、唯一無二の動かす面白さを堪能できる。特にジャイロセンサーを活かした潜望鏡は文字通り、身体が動いてしまう楽しさ。狙いを定めて思い通り、敵艦船を撃沈できた時の快感は格別だ。また、タッチペンで動かす潜水艦も最初は速度調整に手を焼くが、慣れてくるとテンポ良くスムーズに動かせるようになったりなど、さながら自動車運転をマスターしたかのような快感に秀でているのも見逃せないところだ。 2011年1月に開催された体験会でプレイしてきた感想としては、とにかくゆったりとしたゲーム。潜水艦の操作は本当、最初は手を焼くと思うが、慣れると癖になって何度もプレイしたくなりそうな中毒性を秘めている。そして、潜望鏡の楽しさは格別。正直、このモードだけでも、今作をプレイする価値は十分にあると言っても良い。 完全新作なのと震災前と異なり、宣伝が積極的でない為に注目度は低めだが、侮れない魅力を秘めた一本。3DS本体を持ってる方ならば是非、チェックしておきましょう。 また震災による延期沙汰の中でも、極めて甚大なダメージを受けたのがアイレムだ。ここは延期どころの話ではなく、看板タイトルである『絶体絶命都市4』が発売中止、『バンピートロット2』も発売中止、挙句の果てには毎年恒例のエイプリルフール企画までもが中止と、このままでは会社が倒れてしまうのではないのかと、ゲーム好きならば心配になってしまうような事態が多発した。2001年のエイプリルフール企画で誕生し、実際に製品化が決定したPSPソフト『どきどきすいこでん(どきすい)』もその影響を受けたタイトルの一つで、こちらは中止は回避できたものの、発売延期の憂き目に遭う事になってしまった。 そんな『どきどきすいこでん』も今週発売される。108人ものヒロインがフルボイスで登場、好感度ゲージが満タンになった際に発動すると次元の湾曲を利用した愛の告白ができる『ラブドースシステム』…とかは一切無く、学園内の七不思議を調査する目的で展開する『ストーリーモード』とライバルとの対決イベントが発生した際に行われる『対決モード』の二つのパートを介しながら展開するコスプレ・シミュレーションゲーム。注目は対決モードで、三人の女の子達を指揮し、相手のコスチュームを剥ぎ取る(!)、別のコスチュームを着替えて能力強化を図るなど、色んな意味で挑戦的な試みが凝らされたゲームに仕上げられている。例によって、剥ぎ取った際にキャラクターのイラストはあられもない事になるので、CEROの対象年齢も17歳以上と高めだ。 エラバレチャシンシシカヤッチャダメデゴザイマスヨ。 その他、ヒロインも8人と、エイプリルフール企画よりは少なめだが、声優陣は意外と実力派が起用されてたり、コスチュームも200種類以上が用意されていたりなど、ボリューム周りもしっかりしている感じ。ただ、以前のファミ通のクロスレビューで(信頼性の高いと言われる)低い点数が付けられていたのがちと気がかりではある。 とは言え、震災の影響によって大ピンチに陥っているアイレムの一本。 ファンならばここは支援の目的で突撃するしか…ない? その他の今週発売予定タイトル。 『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』は東日本大震災の影響を受けて急遽、発売される事になったチャリティーソフト。今作の全利益は震災の義援金として、日本赤十字社へと寄付される事になっている。但し、初回生産分のみの限定タイトルなので、購入を検討している方は早めに動いておきましょう。 また、新作ではないが『魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE』の廉価版も発売。こちらも説明書内にミニ設定資料集が掲載される特典があったりと、地味に見逃せない一本だ。 今週の個人的な購入予定タイトルは無し。 3DS本体があるなら『スティールダイバー』に突撃してたけど、無いので今は我慢。 大人しく積みゲー崩しに集中します。 来週に二本も新作がやって来るだけになるべく片付けたい…。
by box057
| 2011-05-08 21:34
| 気になる新作
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