2009年 06月 07日
--- 本館更新情報 ---
◆『Review Box』の『Wii Box』にレビュー1本追加。 ⇒ロックマン9 野望の復活!!(Wii) ◆『Secret Data Box』のゲームソフトスタッフリスト集を更新。 ⇒がんばれゴエモンでろでろ道中 ~オバケてんこ盛り~(N64) --- 積みゲー進捗 --- ◆ブロブ カラフルなきぼう(Wii)<クリア> ◆メタルギアソリッド ポータブルオプス(PSP)<クリア> ◆プリニー オレが主人公でイイんスか?(PSP)<クリア> ◆風雲!大籠城(NDS)<クリア> ◆MADSECTA(マッドセクタ)(Wii)<クリア> ◆危険空域(Wii)<クリア> ◆ワリオランドシェイク(Wii) ◆Ever17 - the out of infinity -(PSP) ◆朧村正(Wii) ※追加 ◆タクトオブマジック(Wii) ◆theresia(テレジア) -Dear Emile-(NDS) ◆ロストレグナム 魔窟の皇帝(PSP) 色々衝動買いしました。 『ブロブ』は非常に面白かった。建物に色を塗る爽快感を煽る独特の演出、快適で楽しい操作性、適度な難易度と、いずれも高水準の出来。 進むにつれ、無駄に広くなっていくステージは正直、褒められたものじゃなかったけど、それを軽く払拭してしまうほどの面白さがあった。 ステージ内のギミックとか、なかなか凝った作り(しかも同じネタでも魅せ方を変えるんど)で、マリオに匹敵する完成度の高さだったし。何故、話題にならなかったのかが不思議でならない傑作。Wiiユーザーなら要プレイ。ただ、先の通りステージ攻略に時間がかかるので、余裕が無い人は止めておいた方が良いかもしれない。 そこがもう少しマシであれば、名作に達してたんだけどな。 前の『ドローン トゥ ライフ』と言い、お絵かきを題材にしたゲームは何故、こうもステージを広く作り過ぎてしまうのか。もし次があるのなら、そこだけは直して欲しい。 そんなブロブに反するかのように、コンパクトなマップで構成された『メタルギアソリッド ポータブルオプス』も結構な出来で大満足。 本編とは異なる、仲間達を使い分けながら潜入していく戦略性の高いゲームシステム、携帯ゲーム機を意識したコンパクトなマップ構成が好感触だった。特にマップ上の敵の種類を考慮し、それに則した仲間を操って潜入していく面白さは、本編シリーズに無い「敵を騙す」快感が何とも爽快だった。 操作性も癖はありながらもなかなか快適だったし、シナリオも相変わらずの良質な内容で大満足。そのシナリオを盛り上げるお馴染み、豪華声優陣の演技も大いに楽しませて頂いた。つか今回、アナゴさん(若本規夫)が出てたから、本編の3倍熱かったよ(笑)。戦闘でのあの精神攻撃然り、終盤の演説と言い、やり過ぎ。どんだけニヤけたことやら(汗)。 総じて少しボリューム不足な感も否めなかったけど、携帯機でもメタルギアの面白さ損なわれず。それを思い知らされた傑作でした。この出来なら、来年発売の『ピースウォーカー』もかなり期待できるな。今から楽しみ。 しかし、コナミのベスト版はジャケットが決まってリバーシブル仕様なのが嬉しい。 それなのに、何故かDSのゴエモンはリバーシブルじゃなかったけど。 何で、あれだけ例外だったんだろ。 『セブンスドラゴン』の代替として買った、『プリニー』は予想外の傑作。 操作性、ゲームバランス、ステージ構成、ゲームテンポと、全てが水準以上の完成度で終始、圧倒されっぱなしだった。 まさか、ここまでガチで、遊び甲斐のあるアクションゲームだったとは…。 正直、タイトル自体がまるでそんな雰囲気を漂わせてなかったから、かなり衝撃的でしたよ。何か、変な先入観持ってしまって、すみません。 スタッフのアクションゲーム愛を侮り過ぎてました。 他にも日本一ソフトウェアらしい、膨大なやり込み要素…遊ぶ度に変化するステージ&ボスやアイテム収集も充実した出来で大満足。リトライ時の煩わしさを軽減する為の即時復活、チュートリアル(救済処置)とかも、アクションゲームのテンポの良さを意識した仕上がりになってて見事だった。 見た目の可愛さに著しく反したカッコイイ音楽(つか、サントラ欲しい…)、そしてプリニーを始めとする愉快なキャラ達もグッド。 シナリオもおふざけか?…と思わせながら、綺麗に終わってくれたのが意外。 過度の連射を要求される場面が多いとか、残念なところもあったけど、全体としては大満足。良い意味で盛大に騙された一本でした。 これはアクション好きならやっとかなきゃダメでしょう…。マジでお薦め。 購入時、そんなに期待してなかったタイトルその2、『風雲!大籠城』も予想外の傑作でビックリ。タワーディフェンス入門編に相応しい敷居の低さ、適度な中毒性、快適過ぎる操作性に魅了されっぱなしだった。無名のメーカー制作のゲームながら、こんなにも質の高い内容にまとめ上げられていたのには、素で驚いた。 ゲームバランスも相当、練り込んだというのがヒシヒシと伝わってくる、絶妙な調整で素晴らしかった。ただ、タワーディフェンスのゲーム性の観点から見て、練りに練り過ぎてしまったせいで、何処のマップも攻略法が若干、パターン化してしまってた感も否めなかったけど。絵巻モードで言えば、3ステージ目は小判が1000近く無いと絶望的だとか。こういうのは極力、防ぐようにして欲しかったな…。そこが惜しい。 あと入門編らしく、あまりやり込み要素など、奥行きが感じられない作りになってしまってたのも勿体無いというか。 しかし、ここまで高水準の内容に仕上げられていたのには本当に感服の一言。 このメーカーの作るゲームは、今後もチェックし続けるべきだと本気で思わせる、将来性溢れる素敵な逸品だった。これは続編を期待したい。 次は是非、ガチのタワーディフェンスゲームを作って頂きたい。この一本で、タワーディフェンスゲームに関しては、かなりの手腕を持つメーカーと言うのは証明されたから。 いちユーザーとして期待してます。 しかし、タワーディフェンスというゲームは実に興味深いジャンルだ。 ゲーム性やバランス、発展性の面において、研究し甲斐がある。 ……もっと、この世界に踏み込んで行ってみようかな。 今年は結構、この手のゲームをプレイしてるし。 とりあえず、次の狙い目としてはWiiウェアの『クリスタルディフェンダーズ』辺りか。或いは海外NDSタイトルにして、タワーディフェンスの始祖、『Desktop Tower Defence』か。後者かな…。(始祖的存在ということで) それから『魂斗羅ReBith』の勢いに続く形でDLしたFPS、『マッドセクタ』。 これもまた意外過ぎる逸品だった。 充実したボリュームと適切なバランス、快適な操作性、なかなかの爽快感と1000円のゲームにしては出来が逸し過ぎ&コストパフォーマンス良過ぎ。 従来型FPSとは大きく一線を欠く、スコアアタック要素も結構熱い仕上がりになっていて素晴らしかった。基本、FPSと言うとメインミッションとか、内容量の面に比重を置くのがザラなだけに、今作みたいに内容のみならず、得点稼ぎの要素にも比重を置いた作りというのも実に珍しい。流石、スターソルジャーとか、その手のゲームはお得意のハドソンが関与したゲームだけにあると言ったところかな。何気にオンラインとかも充実した作りな上、やり込みも高難易度モードとかしっかりしていたのも好印象。 強いて言うなら、ミッションに登場する敵のバリエーションが少なかったのと防衛系ミッションの極端な難易度差はちょっと残念だったけど、満足度は上々。 DLゲームにしては気合いが入り過ぎだろと、色々と唸らされる傑作でした。 個人的には『逆襲のスペースインベーダー』以来のヒット作。 これは自信を持ってイチオシできる一本だ。 FPSに苦手意識の無い方なら是非、遊んでみてください。多分、色々とビックリすると思います。全体的な作りとかに。 『危険空域』もなかなか。 不自由をものにする面白さを演出した硬派ながらも絶妙なゲームバランス、 Wiiリモコンの特性を存分に活かした操作性、分かり易いゲーム内容がグッド。 リモコン操作で2Dアクションゲームはこのようになる、というのを体現した意欲作だった。ボリュームもステージ総数は少なめながら、基本となる難易度が高めに設定されてたんで、かなりの歯応えと満足感があったし、タイムアタックにアップデートなど、やり込みもそこそこあって好印象。グラフィックも総じて地味ながら、色使いを含めてデザイナーのセンスが出ていて、見ているだけでも楽しい雰囲気が出てた。何処となくだけど、若干、オプーナのグラフィックセンスと似た味わいだったような気がする。 ただ、回転型のミッションステージの難易度が飛び抜け過ぎてたり、説明関連のテキストの文字フォントが異常に小さかったのは正直、褒められず。 後者とか、もう少し見易い大きさに変更して欲しかった。というか、メインのテキストが小さくて、「Aボタンを押してください」のテキストがでか過ぎるってのも何か変と言うか(汗)。何であっちのサイズにしなかったのかが不思議だ…。 まぁ、そこそこ粗もあるけど、かなり遊び甲斐のある逸品だった。アクション好きなら是非、チャレンジしてみて欲しい。この難しさ、かつてのファミコン時代のアクションゲームに通ずるものがあるんで。 逆にアクションが苦手な方と忍耐強くない人は止しといた方が良いかも…。 操作は簡単なので、敷居は低いんですけどね…。
by box057
| 2009-06-07 21:16
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