2009年 01月 25日
進展のあった積みゲー達ほか。
◆メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(PS2)<クリア(難易度:ノーマル)> ◆勇者のくせになまいきだ。(PSP)<クリア(ストーリー)> ◆ゼルダの伝説 夢幻の砂時計(NDS) ◆WILD ARMS XF(ワイルドアームズ クロスファイア)(PSP) ◆メタルギアソリッド3 スネークイーター(PS2) ◆雪ん娘大旋風 さゆきとこゆきのひえひえ大騒動(PS2) <追加> ◆FRAGILE ~さよなら月の廃墟~(Wii) ブロブがまだなんで、しばらくは未開封。 『メタルギアソリッド2』は過去に友人宅でクリア済みなので手短に。 やはり、この2が一番システムや操作性の面では洗練されてるな、と。 麻酔銃・主観撃ちと言ったプレイヤー側にできる事が増えたおかげで、好みに応じた潜入方法(敵を倒すか眠らせる、或いは見つからないように動くなど)が試せるようになったのがまた面白いんだよね。プレイヤーの癖みたいなのが本当、今作では露骨に出る。 また海兵隊が司令官の演説を聞いている最中に写真を撮ったり、『ICO』もどきな護衛ミッションなど、本編中に課せられるミッションのバリエーションが多彩になってるのも飽きが来なくて楽しい。バイオメトリックスの突破にペースメーカーの鼓動音調査とか、アイディアの面でも突出したものが多く、所々で独自のセンスが発揮されてるのも刺激的。こういうネタを違和感なくゲームに溶け込ませる小島監督の手腕にはつくづく、脱帽させられる。 ただ、そうシステムが優れてる反面、ストーリーは今回イマイチなのが残念な訳で。過去にプレイした時も感じたけど、やっぱり無駄に複雑。『愛国者達』とか、設定を広げに広げ過ぎたせいで全体像が見え難いのがしんどい。そして所々、破綻し過ぎ。何度見ても、あのヴァンプの不死身っぷりや、スネークが「無限バンダナだ」と話す場面は興ざめするな…。それでもサイボーグ忍者とか、発狂大佐(笑)とかは見応えありまくりだけどね(主に後者)。 何にせよ、総評としてはやっぱり傑作。8年経っても色褪せない逸品でした。 まだ他に未プレイの難易度とかもあるので、その辺は後程少しずつクリアして行こうと思う。 その前にまずは(私的に)初体験となる『3』だ。 『勇者のくせになまいきだ。』は名作としか他に表現する言葉が出てこないほど、メチャクチャ面白かった。というか、笑い殺されるかと思った(笑)。 幾ら何でもこれ、中毒性高過ぎ。 ダンジョンを掘って魔物を誕生させて魔王軍を編成、並びにその生態系を確立させ、ダンジョンに潜入してくる勇者を叩きのめす…とシステムは至ってシンプルなのに、強力な魔物の誕生と効率良い繁殖、理に適った生態系の確立など意外に奥深い要素が盛り沢山で、ついつい時間を忘れて熱中してしまった。 ゲームバランスも大変素晴らしく、ちゃんと勇者を迷わせる・そして陥れるダンジョンを作り、その強さに見合った魔物を繁殖させねばクリアは難しい、システムをきちんと活かした調整振り。悪戯に深くまで掘り、モンスターを沢山誕生させればそれでOKという適当な調整になっていない所には凄く感動した。 敵である勇者達が、本当に文字通り『なまいき』な強さだったのもまた好印象。 そして、至る所に散りばめられた小ネタの数々!『ストーリーモード』の最初のステージ名が『タ●ティクスオ●ガ』の『ぼくにそのてをよごせというのか』だったり、勇者の中にSGGKじゃなくて『SGGY・げんぞう』ってのがいたり(しかもそのパートナーは中●早●)、挙句の果てには「モグラナイ勇者は、タダノ勇者ダ!」(●の豚)とか…全てにおいてぶっ飛びまくりで笑いっぱなしだった。よくこんなのを市販のゲームでやりおったな…と(笑)。 台詞とかでも「これ以上は、まとめWikiでも見てください」とか「コクサンRPGなんて所詮そんなものです!ヒイキされて良い気になっとるんです!めにもの見せてやるべきっ!」とか、暴走気味だし。あるストーリーの勇者がヒ●ザル、ナ●トル、ポッ●ャマだとか、一種の私怨みたいなものもチラホラあるしなぁ…(汗)。 (しかもその勇者達を倒した時の台詞が「所詮は第一形態。」) 本当、よくやれたもんだよ、こんなのを…。 他にも適度でリプレイ性抜群のボリューム、ドット絵全開の古風なグラフィックとかリコーダー調の音楽など良い所、一部地形を組み立てる事によるバランス崩壊などの悪い所もあったんだけど、そこは割愛。 とにかく、これは紛れも無くPSPを象徴する究極の名作だとしか言い様の無い作品。個人的にもこれまで購入したPSPのゲームの中では、文句無しのトップクラスに入る面白さで、心から買って大正解だったと言い切れる、素敵過ぎる逸品でした。 これはもう、続編の『or2』は買わなきゃダメだね。 急ごう、今回のようにベスト版にならぬ前に! あと、これが名作だった以上、他の名作と巷では評される『パタポン』や『Lococo』とかも近い内にゲットだ。PS2の『ICO』や『スライクーパー』もそうだったけど、SCE製のオリジナルタイトルってのは意外に侮れぬものが多いだけに是非、チェックしておかねば。
by box057
| 2009-01-25 01:13
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