2008年 06月 07日
思えば、今週は裁判沙汰のニュースがやけに多かったような。
まずは、これ。 ◆テクモの板垣氏が同社と安田社長を提訴する声明を発表(Game Watch) 既に両者の声明文も出されて、その意見の食い違いから泥仕合の様相が 色濃くなりつつあるけど、ほんとにこれ、最悪だよな…。 会社側と約束した成功報酬が支払わなかった、裏切られた、だから会社を 辞めて訴える…確かに、仮に契約書か何かで会社側と約束を交わしていた のだとすれば許されない事だから、こうなるのも仕方が無いと思う。 だけど、それ以前に個人的にどうかと思うのは、この両者が出した声明文の 内容があまりに幼稚過ぎる事。 原告(板垣氏)の「ゲームファンの皆様へ」と書かれた所がまさにそれだけど、 そんなのをファンが知ってなんの得があるんだ…と。 ファンを大事にしているのなら、普通こういった事は書くべきじゃないでしょ。 何の為に書いたのか。 自分を正当化する為か、それとも会社を貶める為か。 真偽は分からないけど、あれは本当に理解に苦しむ。 自身が作ったゲームを自分の作品と高らかに叫んでいるのも鼻につく。 今回とは種は違うけど、ティアサガの時ですら、こういうのは無かったぞ…。 被告の会社も会社で「成功報酬は前経営者時代の事」とか、今回の一因に なった事を過去の話みたいに扱っているのが何とも苦しい。 そういう約束された事を軽々と破るなんて、非常識も甚だしい。 いずれにせよ、今回の件はどっちに対しても得が無いのは事実で。 これから両者共に仕事して行けるのかどうか、先が思いやられるな…。 本当、どうにでもなれ、って感じだ。 逆にこっちの裁判は、全面的に原告側を応援したい。 ◆漫画のカラー原画紛失!作者が小学館提訴…週刊サンデー「金色のガッシュ!!」(Yahoo!ニュース) 昨日の夜中に雷句先生自身のブログにて、陳述書をバッと見たのだけど、これは 酷いの一言じゃ済まされないだろ…。 そもそも、原稿を消失すると言う時点で既にあり得ない。漫画家の先生方が書く 作品を尊重しているのなら、もっと大事に取り扱って然るべきでしょ。 それを無くすだなんて、漫画家を馬鹿にしてるとしか言えない。 それに編集側も編集側で、漫画家を奴隷同然に扱うとか、対等な仕事のパート ナーとして見てないのだからなおの事。 以前、NHKの『プロフェッショナル』で出演していた、元小学館の長崎 尚志氏 (『PLUTO』のプロデューサー)はそんな人物ではなかった、漫画と言うもの にもの凄い情熱を持って関わる人だったが、あのような人は小学館の中では もはや、希少種に過ぎなかったのか。 いずれにせよ、編集側にも言い分はあるだろうけど、自分は今回の件は全面的に 雷句先生側を支持する。 正直、長い戦い…泥仕合になるかもしれないけど、この一件が機となり、他の似た ようなケースが次々と摘発され、漫画家の地位、そして漫画を描く環境が大きく見直 されていくのを祈りたい。 そして、こんな事が今後二度と起きない世の中になる事を…。 色々と大変かもしれないけど、……頑張って欲しい。 しかし、こんな事があるとなると、他にも同じケースがあるんじゃないのかと勘ぐって しまうな…。今はサンデーに戻ってきているらしいけど、『烈火の炎』の安西先生とか、 もしかしたら過去に似た事があったのでは…?
by box057
| 2008-06-07 23:02
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