2006年 09月 09日
漫画本に続き、今年はアニメの方もやたら無性に見るようになった。
そんな中で、特に気に入った一本。(また同じノリ…) -------------------------------------------------------------------- 鉄人28号 1 / キングレコード ◆鉄人28号(2004年版) ◇放送時期:2004年4月7日~2004年9月18日(全26話) ◇監督・シリーズ構成:今川 泰宏 ◇声の出演:くまい もとこ、牛山 茂、稲葉 実、幹本 雄之、石塚 理恵(他) -------------------------------------------------------------------- 『ジャイアントロボ THE ANIMATION』、『機動武闘伝Gガンダム』でお馴染み、 今川 泰宏監督の手によって大幅なリメイクが施された故・横山 光輝先生の 名作『鉄人28号』の最新版。 個人的に今川監督は好きなアニメ監督の一人なので、これも是非見たいと 思っていたのだが、放送当時は時間的な都合もあって止む無く断念。 で、ようやく今になって、全話を視聴してみた。 ……いやはや、改めて2004年はアニメに関しては傑作の年だったんだな、 という事を実感。素晴らしい作品だった。 ストーリー的には、大分人間ドラマの方に力を注いだ形になっていて (これは監督曰く、プロデューサーの打ち出した制約のせいでこうなった とか)、肝心の鉄人28号の出番が少ない(&弱い)のがちょっと「う~ん」 ではあったが、演出、台詞回し、そして昭和時代の雰囲気を見事に再現した ビジュアルが大変素晴らしかったので、あまりそう言った面は気にならかった。 むしろ、個人的にはこういうタイプのものは結構好きなので、かなりハマり ました。また、『戦後』というかなりどす黒いテーマを扱っていながらも、 あまり苦痛を感じない作りになっていたのはさすがとしか言い様が無い。 この辺りは台詞回しやストーリー展開の巧みさが効いている。 (あと、中和キャラクター(高見沢秘書)の配置も効いている) そして出演声優陣…。これは正直言って、最高だった。 特に科学者、ゲストキャラ関連が鬼のようなメンツ。 飯塚 昭三、若本 規夫、石森 達幸、秋元 羊介、有本 欽隆、家弓 家正、 滝口 順平、中村 正(etc....)…と、いくらなんでも豪華過ぎも良い所。 中でも個人的には、あの『奥さまは魔女』のナレーションで有名な中村さんが 出てきた時はマジで耳を疑った。…しかも、敵役だったし…。 でも、それ以上に驚いたのは、13話の『光る物体』。 恐らく、本作の中では最高の完成度を誇るこのエピソード。 これのゲスト役として出てきたのが、何と矢島 正明さんと麦人さん。 「スタートレックの新旧艦長コンビかい!」と思わず、声を大にして言って しまった。しかもこの本編、全編に渡って矢島さんの一人語りで物語が展開する という豪華さ。………やり過ぎも良い所ですよ、これは…。 脇で登場してる麦人さんも麦人さんで、見事なまでの存在感…。 (出番は正直、少ないんだけど) 加えて本筋のストーリーの出来も見事なもので、あの『かわいそうなゾウ』を ベースにした内容に仕上げられており、メッセージ性がかなり強い。 ……正直、この話だけでも本作を見てみる価値は十分にある(笑)。 (というかこの12~14話にかけての短編自体が凄いお薦め) 三鷹事件に帝銀事件、そして上記の上野動物園の戦中における悲劇など、戦前や 戦中に起きた事件が次々と出てくるので、小さい子供や当時を知らない方々には 「?」と思う部分が沢山ある事、終盤の展開があまりに駆け足気味であるのが 残念と言えば残念だが(前者に関しては、最初からそういう層を狙って作った訳では ないので、仕方がないと言えば仕方がないが)、それに目をつぶってでも、 是非とも視聴しておくべき価値がある本作。 文句無しにお薦めです。 比較的ビデオ店とかにDVDも置かれているんで、機会があったら是非。 直接買うという手もありますけど…。 ☆参考リンク ◇鉄人28号 WEB SITE
by box057
| 2006-09-09 23:40
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