2017年 03月 10日
未だかつて、こんな時間泥棒なゼルダの伝説があっただろうか…。 先週の土曜0時頃、データのインストールを始めとする下準備を行った後、序盤だけ軽く触れておこうとプレイしたら、深夜3時を超過していたとか、どういう事だ。こんなフィールドを探索しているだけで時間が瞬時に吸われるゼルダ、前代未聞過ぎる。 オープンワールドとしての基本的な作りは、昨年E3のトレイラーから察していた通り、ファークライシリーズに近い。タワーを開放する事で全体マップで周辺エリアの地形情報が確認できるようになったり、フィールドに散らばる果物、植物を回復アイテムとして用いたり、獣を狩って食材を確保するところとか、ほぼそのまんま。薄着の状態で雪原地帯に入ると気温低下によるダメージを受ける為、防寒着を着用しないと自由に探索ができないところなんて完全に『ファークライプライマル』で、思わず笑ってしまった。そんなファークライを意識してると思しき部分が随所にあり、3以降から同作のそれらの要素の魅了され、プレイし続けている人間には心底たまらない作りになっている。 悪く言えば、骨組みは既存のオープンワールド作品を踏襲したもので、真新しさはない。個人的には対象年齢を下げたファークライ的な印象を抱いている。 ただ、それでも今作はもの凄い作品だと言える。それは細部に至るまで炸裂した「手作り感」。平坦な地形が続くという妥協を感じさせる部分が一切なく、どんなエリアも起伏からロケーションに至るまで、一つの個性を持ったものに構築されている。敵、果物や植物、NPCキャラクターの配置もエリアごとに違和感なく溶け込ませる作り込みが徹底されていて、あたかもそこに実在する(本当に生活している)かのような雰囲気を醸し出している。 村、街と言ったエリアに関してはその魅力が特によく表現されていて、住民一人一人が固有の動作をし、生活している様子が描かれているのは圧巻の一言に尽きる。おまけに名前までしっかり割り振られているし、会話だって固有のもの。ストーリーに全く関係しないモブにまで、そのように作られている。この辺の住民の描写は『ムジュラの仮面』を始め、シリーズではお馴染みと言えるものだけど、それを更に昇華させたというか…オープンワールドを採用した同作でやってのけてしまっているのには唖然。会話と言ってもイベント会話だけに留めるのが海外製のオープンワールドではよくあるものだけど、今作は明らかに手間がかかるようなことまで普通にやってしまっていて、そこに日本製ならではの意地というべきか、一つ一つに魂を込める職人の仕事が炸裂している。こんなに細かい所まで作ってしまったのか、と。その恐るべきこだわりには、手作り感の極致というものを見た。 フィールド上の祠、タワーと言った施設の作りもそんな手作り感へのこだわりが凄く、攻略する事で様々な特典が得られるのもあって、ストーリーそっちのけで一つ一つを解き明かしたい気持ちにさせられる。また、探索から謎解きに至るまで、なんでもありな自由度も凄い。特に探索は柔軟性が半端ないというか、何処でも崖を登って壁越えできてしまうことから、直感的に無茶なショートカットを行えてしまうのが凄い。 目的地に向かおうにも遠回り必至 ↓ 近くに崖がある ↓ 登れば早くたどり着けそう ↓ じゃあ登っちゃえ ↓ 着いた! …という感じに本当にやり方次第で無茶ができてしまうので、どんなルートを通っていくかを考えるだけでも楽しい。遠回りを選んだとしても武器や回復アイテムを調達できる機会が頻繁に訪れたり、新しい祠や施設を発見できることもあるなど、ちゃんとメリットが得られるなど、近道が絶対的な正解である訳ではないとしているのも見事。だから本当、プレイヤーそれぞれ多彩な攻略法が試せるので、飽きが来ないというか…どんどん色んな所を歩き回りたくなってしまう中毒性がある。 他に謎解きも今回は解法が一つに留められてないので、自由な発想で好き放題に攻略できるし、戦闘の難易度も僅かな判断ミスがピンチに繋がるバランスになっていてスリル抜群。だからいつにも増してゲームオーバーになり易い…とは言え、チェックポイントが豊富で、リトライもそこから実施されるのでストレスはほとんど感じさせないし、ミス自体も思いもしない形で起きたりする事もあるので、逆に笑ってしまうことも。ロードにしたって数十秒程度と短いし、本当にどんな工夫を凝らしたのかと。 まだ序盤も序盤だけど、「なんか、とんでもないゲームに出会っちゃったぞ…」とかなりの衝撃を受けている。個人的には一種のトラウマを植え付けられた時のオカリナに匹敵…いや、それ以上のものを感じている。元々、E3のトレイラーの雰囲気から面白そうには感じてたけど、何か予想の上の上を行ってしまった印象。そして、こんだけ作ったのならそりゃ、発売もこれだけ遅れちゃうよなと納得してしまうものがある。色んな意味で今作はオープンワールドを取り入れたゲームの中でも、傑出した完成度を誇る革命的な一作と言ってもいいのでは。多彩な武器、フルボイスによるイベントムービー、名称固定となった今回のリンク(※好きな名前を名付けられない)と言ったゼルダの当たり前を壊した作り以上にその驚異的な自由度の高さと作り込みの深さに圧倒されてしまう。 とにかくこれは…WiiU版であろうが遊んでおくべき一品だよ。ゼルダが好きとか関係なしに。むしろ、マリオ64やマリオサンシャインの箱庭空間が好きだった人ほどやるべきだろう。戦闘の難易度が高めだけど、それすらゲーム全体の面白さに繋がっているほど。とにかく、言いたい。これは…遊んでおくべきだ。一度でも良いから。 そんなこんなで、再びタワー解放と祠探しに行ってまいります。 時間を吸われ過ぎないように気を付けよう…。(フラグ) けど、その前にハートの最大値を増やした方がいいか…? ◆ニンテンドー3DS向けオリジナル作品『アライアンス・アライブ』発売日変更に関するお知らせ(フリュー株式会社:ニュースリリース) 随分延びたな…。 というより、延期したのが予想外。 最近の情報公開ペースを見ていて、普通に予定通り発売されると思ってた…。 ◆『ゴッドウォーズ』発売日が6月22日に変更。改善作業中に発生した不具合のため(電撃オンライン) そして、これも6月に延期。当初は2月、その後に4月へ延期となったけど、こう二度も延びたとなると三度目があるんじゃないのかと見てしまう。割とメーカー的に延期を繰り返すところがあるだけに、油断はできそうにないな…。 ◆『悪魔城ドラキュラ』IGA氏の新作『Bloodstained』、Nintendo Switch版発売か?欧州のニュース欄からヒント見つかる(AUTOMATON) これはもう、発売は確定と見ていいのでは。 世界的に注目を集めているのみならず、海外では売り上げの好調ぶりも伝えられているほどだから、出す価値はあるでしょうよ。 ◆「Nintendo Switch」のJoy-ConとProコントローラは,PCゲームでも使えるのか(4Gamer.net) 普通に使えるみたいだけど、既に360コントローラとPS4コントローラを揃えてしまっている身としては、それで十分だと思ってしまうなど。 ◆「カルドセプト リボルト」のサントラCD発売決定(GAME Watch) 7月に買って、未だ遊べずにいる…。 いい加減開封してプレイしないと…とは言うものの、ハコボーイに集中し、ポケモンも進めている現状、まだまだ先の事になりそうではある…。 ◆タマネギ先生も蘇る! PS4「パラッパラッパー」発売日決定(GAME Watch) ダウンロード版だけでなく、パッケージ版も1800円(税別)! なんというお買い得&太っ腹価格だ! 勢いで買ってしまいそう。 ◆「あなたの価値観を、僕のゲームで覆して見せる」、打越鋼太郎氏インタビュー(GAME Watch) 『Ever17』もそうだけど、打越さんの作品(特にシナリオ)は本当にゲームへのこだわりというか、そこでしかできない表現を突き詰めたものになっているのが凄いと思うし、プレイする度に他の作品にはない余韻が得られるのが魅力だと思う。 唯一、『パンチライン』はちょっと違う感じだったけど(汗)。 極限脱出ことゼロエスケープは完結してしまったから、次なる作品は完全な新作になるのだろうけど、今度もまた、ゲームへのこだわりが感じられるシナリオを堪能できる内容になっていて欲しいところですね…。 しかし、本当に国内版のダブルパックのタイトル名はどうにかならなかったのか…。 海外版のシンプルなタイトル名が羨ましく感じる。 ◆『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、海外レビュー71件のうち実に44件が満点を記録。頂上への道を歩む(AUTOMATON) 実際に遊んでいる身としても、ここまで行くのも頷ける。まあ、うっかりしていると直ぐにゲームオーバーになる難易度の高さ、よく壊れる武器など、好みの分かれるところもあるから、このスコアだからと言って万人に受けるゲームという訳ではないけど。 というか、メタスコア自体、あまり信用してない自分ではある。ここ数年、そんなに行くか?(低いか?)…と思えるようなタイトルが幾つか見受けられるからな…。 なんのゲームかは言わないけど。 ◆PS4 Proで既存ソフトのパフォーマンスを引き出す「ブーストモード」も。PS4システムソフトウェア バージョン4.50“SASUKE”は本日より配信(4Gamer.net) 満を持して外付けHDDに対応した。 頃合いを見て2TB辺り、購入と行きましょうか…。 設置場所を確保しておかなければ。 ◆Momodora: 月下のレクイエム | ソフトウェアカタログ(プレイステーションオフィシャルサイト) こちらも満を持して配信日が決まった。 価格もPC版と同じ980円(税込)で確定。 探索自由度の高さ、苛烈ながらも絶妙な難易度を特色とする傑作なので、PC版未プレイの方は是非、この機会に。特に『悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲』、『ダークソウル』の二作が好きなら行っておきましょう。 なお、グラフィックの作風に反して、ストーリーは陰鬱です。 ◆不思議な無人島でキツネとともにパズルを解くオープンワールド・アドベンチャー『RiME』発売日が5月に決定(AUTOMATON) 日本語対応も確定。 となると、国内での販売も意外とそう遠くない…? ◆ダマスカスギヤ 西京EXODUS(アークシステムワークス公式サイト) ◆PS Vitaダウンロード専用ソフト「ダマスカスギヤ 西京EXODUS」配信決定(GAME Watch) 続編の詳報が発表…と思ったら、配信日まで決まった。 というか、3月22日ってやけに早いな…。 来月以降の配信になるかと思ってた。 楽しませてくれた良作の続編ということで、当日買いをしたい…ところだけど、ちょっとこれは積みゲーの進捗次第だな…。状況によっては後回しにする。 ◆今週の気になる海外製タイトル:Zarya and the Cursed Skull(PC) 魔法使いの少女となって、不気味な獣と戦い、謎を解いていくアクションアドベンチャー。作品名は不明だけど、とある高く評価されたファンタジー小説を原作としている模様。ゲーム周りはゼルダの伝説と聖剣伝説、世界観は悪魔城ドラキュラと言った趣で、遊び応え、雰囲気共に唯一無二のものを持っていそうで惹かれる。何より、魔法を使った戦闘と謎解きが結構楽しそうだ。背景から敵に至るまで、徹底しておどろおどろしさを描いた世界観もエターナルダークネス的な匂いを漂わせていて興味深い。 日本語には対応していないけど、トレイラーの会話テキストを見る限りだと、使われている英語はそんなに難しい感じに見えないので、辞書片手のプレイでも普通に行けそう。ストアページには体験版も用意されているので、時間のある時にダウンロードしてチェックしておきたいところです。若干、最低動作環境が高めなのが引っかかるけど。『MekaZoo』みたいに低解像度に設定しないとまともに遊べないとかだったら嫌だな…(汗)。 ◆スフィアが2019年まで音楽活動休止、充電期間へ(ナタリー) この反動なのか、先週の土曜に潜ったスプラトゥーンで「あき」を名乗る方と沢山マッチングしました。衝撃の大きさがよく分かりますね。(全然関係ない) ◆テレビ朝日:「日曜洋画劇場」が完全消滅(毎日新聞) ここ数年、この番組で放送する洋画と言ったら決まってバイオハザードシリーズで、特別企画の邦画も相棒の劇場版ばかり放送していたから、このような形に収束するのも分からなくはない。完全消滅というより、洋画の放送頻度が下がった(&バイオに偏り出した)時点でとっくに終わってたようなものだよ。こんな結果に至るのなら、早い内に見切りを付けて欲しかった。判断の遅さにモヤモヤする。 しかし、なんだかんだ言って貴重な映画番組だっただけに完全消滅は残念。木曜洋画劇場とは作品チョイスが対照的ながら、吹き替えのキャスティングに対するこだわりなど、光るところも多かったし、後年の大塚明夫さんによるナレーションも印象的だった。結局のところ、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』を放送した頃がピークだったのかな…。 そして、これで地上波のゴールデンタイム枠の映画番組は日テレの金曜ロードSHOW、フジの土曜プレミアムぐらいになってしまうのか。ただ、この二つ…特に金曜ロードSHOWは近、放送する映画に極端な偏りが見受けられる上、特番ドラマを放送する機会も増えているから、結果的に日曜洋画劇場と同じ顛末を辿りそう。ルパンのスペシャルを放送しなくなった時が来たりでもしたらヤバいだろうな…。そんな未来が来ないことを今は祈るばかりだ。映画ではないけど、ルパンだけは死守してくれ…。 土曜プレミアムに関しては最近、積極的に色んな映画を放送しているから応援したいところだけど、先週の『アナと雪の女王』でやらかした一件を聞くと今後、悪い意味で進化していきそうで怖い。似たような事を他の映画(特にアニメ系)で繰り返さないよう、是正されていけばいいけど、どうなることやら。 本当、最近のこの二つには不穏なものを感じて仕方がない。 なお、午後のロードショーに関しては別です。 今後も大いに我が道を突き進んで欲しいものです。 時間が時間だけに、見たくても見れないのがもどかしいけどね…。(遠い目)
◆「孤独のグルメ Season1」が期間限定無料配信! 「Season6」放送決定記念で~Season6のエキストラも募集。締切は本日8日(水)いっぱい(ネタとぴ) 今、改めて一話を見直すと、語りのテンポが全然違ってて違和感を覚える…。 ◆ハヤテのごとく!:13年の連載に幕 テレビアニメ化もされた「サンデー」の人気ラブコメ(MANTAN WEB) 遂に終わるのか…。何というか…引き伸ばし過ぎたよね、色々と。一時期、原作をコミックスで追いかけていたけど(途中で興味が薄くなって脱落)、ミコノス編辺りがピークだったように思う。アニメの放送によって人気が出た反動もあっただろうけど、もう少しテンポよく進めていけなかったのかな…と、今なお思う。 しかしながら、サンデーを支えた作品であった事実に間違いはなく。 今はただ、長期連載お疲れさまでしたの一言に尽きます。まだ終わってないけど。 一応、どんな形で締め括られるのかはチェックしておこうかな…。 ◆『ポプテピピック』『第08MS小隊』『おねてぃ』Tシャツがジーストア15周年記念として登場(電撃オンライン) チョイスが奇天烈過ぎる…と、突っ込むのは野暮か。 ◆ハリウッド版「攻殻機動隊」吹き替えはアニメ版声優!田中敦子、大塚明夫、山寺宏一に決定!(シネマトゥデイ) これなら字幕ではなく、吹き替えで観たいな…。 それにしても、トレイラーにおけるスカーレット・ヨハンソン、ビートたけしの字面の強さたるや…(笑)。笑っちゃいけないのに笑ってしまうものがあるよ。。。
by box057
| 2017-03-10 23:55
| 日記 / ゲームネタ
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