2016年 08月 26日
旧作漁りの振り返りで、やっとファミコンソフトが登場を果たす。 紹介は省いたが、2012年の旧作漁りでも通販経由でファミコンソフトを購入した経緯があったので、2013年もそれに倣い、何か買ってみようという事で、こちらが選ばれた。他に我が家のファミコンには、パズルゲームが少ないと気付いた事から、タイトル名からして語感の良い今作を選んだというのもある。 通販サイトで発見するまで全く聞いた事が無いゲームだったけど、後に調べたところによると、1990年にアーケードで誕生したアクションパズルゲームの移植作との事。そして、製作は『星をみる人』等で知られるホット・ビィ。 同社の事は件の代表作でよく知っていただけに、今作もその類なのかと、少し警戒していた。だが、パズルゲームでそんな露骨なハズレはあるまい…という事で、そのまま突貫。到着してからしばらくして開封し、遊んでみた。 そしたら、これがなかなかの傑作。画面上部からジリジリと迫ってくるサイコロに同じ目のサイコロを当て、消していくというゲームルールで、シューティングゲームを髣髴とさせる慌ただしいゲーム性が光る内容だった。 特に対戦プレイが秀逸。今作は消したサイコロが画面下に最大六個まで記録されていくようになっており、このサイコロが特定の組み合わせになると『役』が完成。そのまま十字キーの下を押すと、『役』に応じた量のサイコロが消滅するという風変わりなシステムが実装されている。対戦プレイではこれが攻撃の役割を担っていて、相手側のフィールドに『役』に応じたサイコロを送り込めるようになっている。 この『役』をどのタイミングで発動させるかの駆け引きが熱い!基本、役の発動はプレイヤーの判断に委ねられたものになっているので、何処で仕掛けて相手を追い詰めるかと、あれこれ戦略を考える面白さがある。また、『役』は基本的に長いものほど効果は絶大。タイミングが良ければ、あっという間に相手を窮地に追い込む事もできる。だが、長い役を作ろうとすれば、短い役を相手に連発されて攻め込まれ、量が多ければ逆に自らが窮地に追い込まれたりも。そう言ったリスクとリターンの概念もバッチリで、一筋縄ではいかぬ、奥深いゲームバランスを演出しているのには思わず唸らされた。また、ゲームモードもサイコロをひたすら消していくステージクリアのシングルプレイヤーほか、コンピュータ側との勝ち抜き戦を行う『トーナメント』もあるなど、数は少なめながらやり応えは十分。その他の操作性、グラフィック、音楽の出来も良好。中でも音楽は耳に残る曲が満載で、ファミコンサウンドの真骨頂とも言える仕上がりになっていて素晴らしかった。 買った当初はヤバいゲームじゃないだろうな…という警戒心が強かったが、いざ遊んでみたら、なかなか作り込まれたアクション…否、シューティングパズルゲーム。少し難易度にムラがあり、トーナメント戦終盤の相手が正確無比過ぎると言った粗もあったのだが、ゲームシステムの面白さと駆け引きの熱さでたっぷり楽しませてくれた素敵なゲームでございました。まさに隠れた傑作という言葉がこの上なく似合う作品だと思う。 ちなみに紹介は省いたが、今作と一緒に続編の『パラメデスII』もゲットしている。こちらも結構な良作。双方共に2016年現在でも中古は比較的入手し易い上、プロジェクトEGGではMSX2版も配信されているので、興味のある方は是非。
by box057
| 2016-08-26 23:35
| ゲーム感想 / 紹介
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