2016年 08月 17日
本日より、2011年の旧作漁りで購入したタイトルで印象に残ったものを紹介。まず一本目としてこちら。『パワーモデル』と呼ばれるロボットを操作し、ライバル達との一対一の真剣勝負を繰り広げていく対戦格闘ゲーム。ワゴンで安売りされていた新品のゲームともう一つのゲームボーイソフトとの三本セットで購入した。ゲームボーイカラーが発売された1998年のゲームだけど、カラーの前に発売されたゲームの為、そちらには非対応。ある意味、珍しい一本と言えるかもしれない。 これがまた、恐ろしく完成度の高い対戦格闘ゲームだった。恐らく、ゲームボーイの対戦格闘ゲームの中でも頂点に君臨するレベルの出来だと言える。特に操作性が抜群に良い。据え置き機の作品と負けず劣らずのレスポンスで、驚くほど滑らかにキャラクターが動く。また、コンボやキャンセル技と言ったコマンド技も完備されているほか、操作性の良さもあってスムーズに繰り出せるので、全くと言っていいほどストレスを感じさせない。コマンド技の操作も若干の練習は必要とされど、基本は『ストリートファイターII』等の対戦格闘ゲームと同じなので、そちらをやり込んだプレイヤーなら直に理解でき、あっという間に繰り出せるようになってしまう作り。プレイヤーキャラクターごとのバランスも個性付けがしっかりしているので、一体一体、極める面白さもある。 更に今作独自の要素として、対戦で勝利した際に得られる『ゼニー』を使ってパーツを購入し、プレイヤーキャラクターを強化するカスタマイズ&強化システムも実装。それ故にロールプレイングゲーム的な面白さもあるほか、メインモードに当たる『ストーリーモード』では舞台となる街のマップを歩き、通行人やライバルと話しかけて勝負に挑んでいくと言った展開も描かれる。ゲームバランスもそのシステムを考慮した、パーツの装備次第で難しさが前後する、非常に個性的な調整具合。RPG+対戦格闘というコンセプトが色濃く現れており、奥深い戦略性と抜群のやり込み甲斐を演出していたのが面白かった。 ただ、少しそのシステムを考慮し過ぎとも言うぐらいに終盤の難易度が高めなほか、ストーリーはほぼ飾りで無いに等しい、お金を稼ぐ手段が限られており、作業化し易い等の粗も多い。また、プレイヤーキャラクターも五体しか居ない為、昨今の対戦格闘ゲームに遊び慣れたプレイヤーなら、物足りなさを感じてしまうかもしれない。 しかし、素晴らしい操作性とキャラバランスの良さ、カスタマイズ&強化システムによる独自のゲーム展開など、完成度は非常に高い。ゲームボーイで格闘アクションなんて…という方ほどプレイしてみて頂きたい、驚きの傑作である。
by box057
| 2016-08-17 23:00
| ゲーム感想 / 紹介
|
Links
最新の記事
カテゴリ
全体 ニュース備忘録 日記 / ゲームネタ ゲーム感想 / 紹介 気になる新作 お薦めゲーム紹介 進捗メモ マイゲームログ ゲーム購入予定メモ 攻略メモ / プレイログ お知らせ / その他 ※このブログについて 以前の記事
外部リンク
検索
ライフログ
その他のジャンル
|
ファン申請 |
||