2014年 10月 26日
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◆『Review Box』を更新。 ≫マリオのスーパーピクロス(SFC) ◆『Game Play Log』を更新 ≫2014/10/20~2014/10/26 --- 積みゲー進捗 --- ◆蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト(3DS)<クリア(真ラスボス撃破)> ◆ピクセルジャンクシューター:アルティメイト(PSV/PS4)<クリア> ◆アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~(PS3) ◆ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー(PSV) ◆Frozen Synapse Prime(PSV) ◆ベヨネッタ(WiiU) ◆閃乱カグラ2 -真紅-(3DS) ≪追加≫ ◆スティックイットトゥザマン!(WiiU) 随分時間がかかってしまったが、ガンヴォルトクリア。 『マイティーNo.9』以外にロックマンXもどきまで作ってたのかよと、発表当初は呆れ顔で見ていたが、後に公開された動画を見たら、全く別のアクションゲームとして完成されてそうな感じで印象が180度変わり、購入に走った今作。一通り遊び倒した感想としては、ロックマンXのようでロックマンXでない、ナイスな新しさと面白さに富んだ傑作アクションゲーム!発表当初の悪いイメージを跡形も無く吹き飛ばす、完成度の高い作品だった。 主にゲームシステムとアクション周りが見事。基本の骨子こそロックマンXやロックマンゼロを踏襲した感じだが、『雷撃燐』と『電磁結界』を駆使したアクションと戦闘が他のアクションゲームに無い新しいプレイスタイルと爽快感を演出しており、先のロックマンXのようでロックマンXでない新しい面白さと爽快感を存分に引き出していた。 特に『電磁結界』はなかなかに秀逸な要素だったかと。EPゲージが溜まっていれば自動的に敵の攻撃を防いでくれるのに加え、十字キー或いはスライドパッドの下を素早く入力すればゲージを最大値まで回復できるので、やりようによってはダメージを受けながらのゴリ押しも効くなど、アクションゲームが不得意なプレイヤーに対しての救済処置としては、非常に上手く出来ていたように思う。頼り過ぎているとスコアが満足に稼げなかったり、ましてや素早くステージをクリアできなくなるなど、ちゃんと弊害を設けている辺りもさすが。初心者はカゲロウに頼りつつ、上級者はそれに頼らないプレイを心掛けると言った感じに、プレイヤーが遊びながら難しさを選択できるようにしたこの作りは、下手に難易度選択機能を設ける以上に上手くてセンスに富んだ救済処置だったと思う。選択機能の実装で棲み分けを実現するゲームが増える昨今、あえてこういう一つの難易度にこだわり、意欲的なシステムで層を広げる方法にチャレンジしたその姿勢には惜しみない拍手を送りたい。最終的にはこのカゲロウ自体、頼ってはいけないプレイが求められてくるのだけど、そこに至るまでの内に自然と自らの腕が上達しているなど、計算されたバランス調整が凝らされていたのも好印象。その辺のさじ加減の上手さも、さすがはロックマンシリーズの製作を多数経験してきたインティさんだけにあると言ったところです。 また、アクションのみならず、ステージ構成にしても非常に良く出来てたと思う。どうにも最近のインティ製作のアクションゲームでは、陰湿な作りが常態化していた(主にロックマンゼロ4以降)だけに、今作もその路線で来るのではと警戒していたのだけど、蓋を開けてみたらロックマンゼロ3やロックマン10を髣髴とさせる適切な敵配置、トラップ配置が徹底された作りになっていて、非常に遊び易かった。更にステージごとの差別化も絶妙。謎解きあり、脱出あり、上下逆転ありの多彩なステージは遊んでいて純粋に面白かった。ちょっと終盤、単調で物足りない感じのある場面もあったけど、そこも個性豊か且つ、手強いボスキャラクター達でサポート。そのボスにしても手強さもさることながら、個性の強いスキル技と演出で見た目でも楽しませてくれる面子ばかりで、戦うだけでも面白かった。何処となく、攻撃パターンとその性質的に『ロックマンX8』を髣髴とさせるものがあったのも印象的。というか、ダメージを受けるに当たって攻撃パターンが増していく辺りとかはまさにそれで、もしかしてそのオマージュとしてやっているのかな、と思ってしまった(笑)。実際、ゼクスシリーズとかでもX7のオマージュ的な事をやってたし、確信犯なのかもしれない…。 その他、操作性も良好且つ、レスポンスも良くて動かす面白さはバッチリだったし、ボリュームも十分。DL配信タイトルにしては気合入れ過ぎだろと言わんばかりのボイスと歌の演出も迫力申し分無しで、ここまでやったのならパッケージタイトルとして売って良かったのじゃないのかと思ってしまったほど。その豪華絢爛っぷりは、色んな意味でダウンロード配信専用タイトルの可能性を広げるほどのインパクトに富んでたように感じる…。 一通り遊んで気になったのは、やはり画面密度の行き過ぎた濃さ。とにかく画面上に雷撃燐のエフェクト等、大量の情報が一気になだれ込んでくるので、視認性が良くない。特に売りの一つであるリアルタイム会話の演出は明らかに蛇足。これが表示されたままだと一部ボス戦の難易度と理不尽さが跳ね上がるなるなど、明らかにマイナス要因として働いていたのが凄く引っかかった。折角、3DSで下画面もあるのに何故、そちらに表示できなかったのか。正直、これは下画面のインターフェース全般を見直し、そちら側に会話を表示した方が遥かに良かった。よくこれで遊べると判断したなと、この部分に限っては制作側の判断基準に凄まじい疑問を覚えた。 また、アクセサリーや武器を開発するショップにしても、レシピは分かっても素材が何処のステージにあるのか確認し難いのが痛い。この辺の配慮の弱さは似たようなシステムを実装してたロックマンゼロ4にもあったが、あまり成長していないというか、結果的に時間の無駄を作るシステムとして作られてしまっているのが残念。ここは正直、もう少し何処で素材が手に入るかの情報をもっと設けるべきだった…。 それ以外でも、Xボタンを押す事でリアルタイム会話の表示・非表示とボイスのON/OFFができるが、ボイスだけOFFからのONに対応していなかったり、終盤4ステージがショぼいなどがあったが、それでも総合的な完成度は十分に良作を名乗れるレベル。どうにも過去のインティ製タイトルの経緯から、新作の一作目は粗削りになりがちという印象があったが、今作はこれまでの中では最もその部分が少ない仕上がりだったように思う。目立つ欠点も多いが、新規タイトル一発目でこの完成度は見事。ストーリー的に若干、消化不良な所があったし、システム的にもまだまだ進化・発展していける余地がある内容だったので、是非、近い将来に続編を遊んでみたい。とにかく、アクションゲーム好きなら要プレイの一品。ロックマンXのようでロックマンXじゃない新しいプレイ感と作り込まれたシステムは一見の価値大いにアリ。DL配信専用タイトルとしては少し値が張るが、それ相応の密度の濃い内容になっているので、興味のある方は是非。 『ピクセルジャンクシューター:アルティメイト』は過去にクリア済みのタイトルなので、詳細な感想は割愛。既に3~4年前のゲームではあるけど、今遊んでも全く色褪せない独自色の強いゲームシステムと面白さ、美しい流体表現が異彩を放つ傑作でございました。また、今作ならではの一作目と二作目を一本で楽しめてしまうお得感とクロスセーブシステムによる遊び易さ、そしてPS4版特有のパワーアップしたグラフィックもお見事。是非、このグラフィックで『サイドスクローラー』もリメイクして欲しいなと思うばかり。欲を言うなら、新規ステージも収録した事実上の完全版みたいな内容で出してくれるといいな…。 しかし、元々Vitaで遊びたいが為に買ったゲームだったのに、結局、ほとんどのプレイ時間をPS4で遊ぶ方に捧げてしまったのは本末転倒過ぎるとしか(汗)。 一応、宝石集め、サバイバー救助など、幾つかの収集要素が残されたままなので、そちらはVitaの方で引き続きやっていく事にしましょうか…。ついでに例のステージにしても、こっちで攻略する方向で行こう、そうしよう…。
by box057
| 2014-10-26 21:50
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