2013年 02月 02日
『ナゾのミニゲーム』が非常に面白い。 気が付けば、一緒に買ったミュウミュウトレインとチャリ走DXが手付かず状態。 共に序盤の触りを少しプレイして以降、完全に中断してしまっている。 逆にこちらは既に終盤目前まで進むなど、絶好調。 まさかここまで時間を忘れてハマるゲームとは、正直、予想外だった。 とにかく中毒性の高さが桁違い過ぎる。 具体的にはミニゲームだけど、いずれも経験値を稼ぐ目的で少しやろうと軽い気持ちでやり始めたはずが、2時間以上も過ぎていたなんて事がザラ。 正直、どのゲームも内容自体は凄く単純で、『ゲーム&ウォッチ』のゲームを髣髴とさせるかのような作りなのだけど、高得点を取れば取るほど沢山の経験値が得られるというメリットの存在もあってか、不思議と繰り返し遊んでしまう麻薬的な面白さがある。そして繰り返し遊び続けた結果、時間が吹っ飛び、本編から抜け出せなくなってしまっている自分に気付かされる。オソロシーにも程があるよ、これ。 そして、ミニゲームのスコアアタックというやり込みをRPGのキャラクター育成(経験値稼ぎ)特有の作業感を打ち消す要素として効果的に活用したゲームデザインの巧みさには驚かされるばかりです。 正直、RPGのキャラクター育成は同じ戦闘を繰り返し、経験値を稼いでいく故に途中から作業っぽくなってしまうのがある意味、欠点でもある。ただ、今作の場合はそれがミニゲームという遊びを介して集められる上、高得点を出せば出すほどに沢山の経験値が手に入り、通用よりも早い内にレベルアップに至れるというメリットがあるので、作業っぽくならずに終始、遊びとしてのイメージが維持される。なので、何度繰り返しても全く苦にならないどころか、ベストなスコアと更なるレベルアップを目指し、必要以上にやり込んでしまう。 戦闘では経験値が入らないので、ミニゲームで経験値を稼ぐ!最初、この仕組みを聞いた時は作業臭いシステムという先入観を抱いたのだけど、実際にプレイしてみたらその逆で、尚且つ双方の最も面白い部分が違和感なく融合した作りに驚いた。 システム的な真新しさは無いし、やや安直な所もある。しかし、RPGというジャンルで最もダルさを感じ易い箇所をミニゲーム、それもゲームの原点とも言える得点稼ぎの面白さを追求したラインナップで解決を図るのは凄く面白い。とても意欲的で、盲点を突いた試みだと思った。そして、全く違和感を感じさせない綺麗なまとめ方には職人技を見た感じです。 本当、ここまで自然な形で仕上がったシステムになっているとはビックリ。 肝心のミニゲームも『ゲーム&ウォッチ』のゲームを意識したかのような得点稼ぎの面白さにこだわった作り込み、簡単な操作、そして何処かぶっ飛んでるセンスが見事。変に凝ったものにせず、直感で遊べる楽しさ、自身の限界を追求した個々のゲームはプレイしていて何処となく、『ゲームボーイギャラリー』シリーズが脳裏に過ぎるような懐かしい気持ちになる。 ハイスコアへのボーダーラインもなかなか絶妙で、取り易いようで取り難いというのがまた、リプレイ性を引き立てていて見事です。 そして、本編事実上のメインに当たるRPG部分の出来も良い。 マップは適度に広く、宝物探しなどの探索要素もしっかり織り込まれているし、ある程度塔を進むとショートカットが解禁されるなど配慮も万全で、全くストレスを感じさせない。戦闘も雑魚敵との戦いは数秒で決着が着くなど、抜群にテンポがいい。 更に難易度も決して温くなく、中ボスや属性を持った敵に対しては装備の見直し、『カード』を使った特殊攻撃を仕掛けたりしないと逆に追い込まれる事もあるなど、ただコマンドを決定していけば良いだけではない戦略性があるのも好印象。 なかなかツボを突いたバランスにまとめられている。 また、経験値をミニゲームで入手する仕組み上、敵とは無理に戦わなくても良いのでは?と考えるかもしれないけど、同じ敵を重ねる事で勇者がその敵に対する対処法を習得していくなど、ちゃんとメリットが用意されているのも上手い。 そういう抜け目の無い辺りにも丁寧な仕事を実感させられます。 その他、ストーリーも勇者を執拗に付け狙う努力家の魔人、激情的で嫉妬深いライバルなど、キャラクター周りが地味に濃くて面白い。台詞回しも短めながらも結構、印象深いものがあったりして、意外と丁寧に作られているから侮れない。 ミニゲーム終了時や戦闘終了時に行われる良心的なオートセーブ機能、違和感の無いボタン操作、やたら熱い戦闘曲、そしてやり込みも含めて充実したボリュームなど、サポート周りや演出周りも申し分無し。 現状、欠点は装備変更画面がボタン操作に対応していない事(ただ、使い勝手は悪くない)、ミニゲームごとのS評価時の獲得経験値のバラツキがやや激しい、キャラクターのドット絵が結構小さいと言ったぐらいか。あと、短時間で決着するとは言え、基本はコマンド決定の連打に終始する為、戦闘は単調に感じる所がある。 そこがちょっと好み分かれるかも。(更に戦闘からは逃走もできないという…) ▲件の装備画面。何故かタッチペン操作限定。 とは言え、非常に良いゲーム。 値段も500円と安く、内容も結構充実しているのでコストパフォーマンスも高い。やり込み周りの充実さなどを見る限り、これはもっと流行っていい。 3DSかDSiをお持ちの方は是非、プレイしてみて欲しい。 特に大作系のRPGに疲れた方、『勇者30』や『ゲームボーイギャラリー』、『メイド・イン・ワリオ』が好きな方にお薦めです。 ◆DSiウェア「ナゾのミニゲーム」(MECHANIC ARMS) ◆ナゾのミニゲーム(任天堂:紹介ページ) とりあえず、備考リンクとして上記の二つを。 ちなみに今作、同じメーカーが昨年に出したDSiウェア専用ソフト『女子高ダッシュ』の経験が活かされた作品であるとか何とか。 これが一段落次第、そちらにも手に出してみようかね…。 今月も特に新作の購入予定は無いし、検討しておきたい。
by box057
| 2013-02-02 23:53
| 日記 / ゲームネタ
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