2011年 11月 27日
デスマーチ第五週にして、年末商戦本番のスタート。
同時に12月も始まります。 早いもので、2011年も残り1ヶ月を切ってしまいます。 そんな年末商戦本番の先陣には、強力過ぎるタイトルが一本。 それがこちら、『マリオカート7』でございます。毎度お馴染み、任天堂の大人気アクションレースゲーム『マリオカート』シリーズの最新作。今回はシリーズとしては初めてナンバリングを冠したタイトルとしており、その名の通り、マリオカートの7作目であることから取られている。また、タイトル名にハード名を冠していないマリオカートとしては、2003年の『マリオカート ダブルダッシュ!!』以来となる。 基本的なゲーム内容は、これまでのマリオカートを踏襲。今回はお馴染みの地上の他に空中、水中でもレースが展開され、ハンググライダーのように滑空したり、潜水艇の如く突き進んだりと言った、これまでのお約束を根底から打ち破るハチャメチャレースが楽しめるようになっている。更にシステム周りにも、新たにパーツによるカスタマイズ機能を追加。『フレーム』、『タイヤ』、『グライダー』の3種類を組み合わせる事で、自分好みの個性的な特徴を持ったカートマシンが作れるようになっている。このパーツの組み合わせによって空を飛んだり、水中を突き進むと言った新アクションが行えるようになる。空から攻めるか、水中から攻めるか。そんな駆け引きの面白さが強化されているのも、今回の大きな見所の一つだ。 また、『マリオカートDS』や『マリオカートWii』で好評を博したインターネットによるオンライン対戦は今回も実装。世界中のプレイヤー、フレンド同士との対戦のほか、すれ違い通信で出会ったプレイヤーとの対戦など、ニンテンドー3DSの通信機能を最大限に活かしたものに仕上げられている。また、対戦ルールや条件を決めた『コミュニティ』なるものが作れるようになるなど、遊びの幅も広がっている。すれ違い通信に関しては対戦以外にも、ゴーストを交換したり、更にはすれ違った相手のMiiがグランプリに参加してくると言った要素も用意されていて、すれ違えばすれ違うほど、ゲームの奥行きが増していく非常にニクいものになっている。そして、マリオカートのオンライン対戦というと、DS版の切断沙汰が大きな問題となったが、これに関しても今回、詳細こそ不明だが、より強化された違反者対策が行われているとの事。かつての過ちを犯さぬ為の配慮もバッチリだ。 その他、『マリオカートWii』のドライバー視点モードが今回も継承されていたり、3DSタイトルとしては史上初、立体視オンでも秒間60フレームが維持された美麗な映像美と圧倒的なスピード感、奥行き感も見逃せないセールスポイントである。 今回のマリオカートの開発には、昨年12月の『ドンキーコングリターンズ』で、アクションゲーム好きやドンキーコングファンから高い支持を得た屈指のデベロッパー、レトロスタジオがデザイン協力という形で参加している。その為、主にコース周りにおいて、彼らの持ち味とも言える「任天堂作品への凄まじき愛」が炸裂しているようだ。また彼らの協力により、ゲーム自体の開発期間もいつも以上に短めに抑えられたというだけに、その出来栄えには色んな意味で注目が集まる。 先月の『スーパーマリオ3Dランド』以降、爆走を続けるニンテンドー3DSに満を持して現れる、史上最強のキラータイトル。発売数日で100万超えという衝撃的な記録を幾度も達成してきた実績を持つだけに、今回の新作もそれに近い怪物級の記録を達成する可能性が高い。また、今作の発売と共にニンテンドー3DSにおける活気はこれまで以上になるのも間違いないだろう。内容の方にしても、3DS初の立体視オンによる秒間60フレーム、充実の通信要素など、インパクト絶大。3DSの真価を知りたい方なら、まさに購入必至の一本。立体視がもたらす、衝撃のハチャメチャレースを体験してみよう。 この『マリオカート7』以外にも、3DSでは強力なタイトルが数本発売される。 中でも注目は、『クレヨンしんちゃん 宇宙DEアチョー!? 友情のおバカラテ!!』。 ロックマンゼロシリーズでお馴染みの実力派デベロッパー、インティ・クリエイツが送る『クレヨンしんちゃん』シリーズ最新作だ。 内容はゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDSで発売されてきたシリーズに準じた横スクロールの2Dアクションゲームなのだが、注目はそのグラフィック。アニメのクレヨンしんちゃんの絵がそのまま動くという、大変衝撃的なものになっている。アニメそのままの絵で楽しめるアクションゲームという事で、昔、誰もが思い描いた2Dアクションゲームの未来が楽しめるとも言える今作。クレヨンしんちゃんファンのみならず、アクションゲーム好きならば何が何でもチェックすべき力作と言っても良いだろう。 また、3DSの他にプレイステーション3、Xbox360でも発売されるタイトルであるが、『ソニック ジェネレーションズ 白の時空 / 青の冒険』も見逃せない。 ソニック生誕20周年を記念して制作された作品で、メガドライブ時代のクラシックソニックと、『ソニックアドベンチャー』以降のモダンソニックが共演するという、シリーズのタブーに触れた衝撃的な内容が売り。プレイステーション3とXbox360版が『白の時空』、ニンテンドー3DS版が『青の冒険』となっていて、ゲーム内容も白の時空は2Dと3Dを融合したアクションゲーム、『青の冒険』は基本は白の時空と一緒でありながら、立体視を生かした演出が随所に散りばめられているなど、それぞれ異なる特徴とセールスポイントを持つ。 更に本編に登場するステージは、過去のソニックシリーズに登場したものをリメイクしたものになっていて、3Dリメイクされた旧ステージのモダンソニックで遊んだり、逆に元は3Dだったのを2Dとしたステージをクラシックソニックでプレイすると言った新旧共演ならではの贅沢な遊びが堪能できるのも大きな見所だ。 今やスピードアクションゲームの代名詞となり、近年では『ソニックカラーズ』と言った良作を多数輩出し、アクションゲーム好きからも絶大な支持を得ているソニックシリーズ。その最新作にして、20周年記念作となる今作は如何なるスピードアクションとファンサービスを提供してくれるのか。これも先のクレヨンしんちゃんと同様にアクションゲーム好きであれば、見逃してはならないタイトルだ。 更に見事に『マリオカート7』の影に隠れてしまったが、あのドラゴンクエスト生みの親、堀井雄二氏がゲームデザインを手がけた事で知られる人気ボードゲーム『いただきストリート』シリーズの最新作、『いただきストリートWii』も今週に発売される。シリーズとしては、2007年にニンテンドーDSで発売された『いただきストリートDS』以来、4年ぶりとなる新作だ。更にドラゴンクエストシリーズ25周年記念作品にして、いただきストリートシリーズ20周年記念作品、マリオ生誕30周年記念作品でもある。ややこしい(汗)。 そんな内容という事で、今回も前作のDS版に引き続き、任天堂とのコラボレーションが行われていて、ドラクエシリーズのキャラクターと『マリオシリーズ』のキャラクター達が共演する。また今回はWii用ソフトという事で、Miiにも対応。プレイヤーキャラクターとして参加させる事もできるようになっている。 ゲーム内容に関しては、これまでの『いただきストリート』を踏襲した、スゴロクタイプのボードゲーム。お店を構えて資産を増やし、総資産を設定額まで貯め、銀行に辿り着くのを目指すというのが大まかなルールだ。今作では新たにシリーズ初心者向けの『イージーモード』が搭載されており、株取引、エリアと言ったルールを取り除いた、シンプルな対戦が楽しめるようになっている。しかし、お店同士の繋ぎ合わせと言った独自の戦略が試されてきたりと、単純に簡単にしただけのルールになって無いのがミソ。シンプルとは言え、侮れないルールに仕上げられているようだ。無論、従来のルールも『スタンダード』という名称で実装されており、シリーズプレイヤーへの配慮も万全に成されている。また、『アドベンチャーモード』なる一人用モードも新たに追加されていて、シングルでも遊び込める内容になっているのも見逃せないところである。 更に前作のDS版にあったWi-Fiコネクションによるオンライン対戦は、今作でも健在。DS版ではフレンドコードを交換した相手同士としか行えない、少し窮屈な仕様となっていたが、今回は全世界のプレイヤーと自由に楽しめる豪華な仕様に進化を遂げている。 しかも、今作は全世界同時発売なので、買った当日から世界中のプレイヤーとオンライン対戦が楽しめるのも注目すべきセールスポイントだ。従来のフレンド対戦にしても、今回は登録者同士でMiiの交換を行えるユニークな要素も盛り込まれていて、ただの対戦に終わらぬ仕上がりになっているのも見逃せないところである。 その内容からして、まさに年末の接待ゲームとしては申し分無しのゲームではあるのだが、最初に言ったように『マリオカート7』との同日発売なってしまった事で、どうにも影が薄いのがタマにキズ。久々の新作というのに何とも厳しい現状だ。 しかし、進化したオンライン対戦に初心者向けながらも結構深そうな雰囲気漂うイージールールなど、見所満載のゲームであるのは間違いない。 年末の接待におけるお供が欲しい方やファミリー層ならば迷わず買いの一本。 携帯機ではマリオカート、据え置き機ではいたストと言った具合に如何でしょうか。 その他の今週発売タイトル。 衝撃的なストーリーとゲームならではの秀逸な演出で、伝説のアドベンチャーゲームとまで高い評価を得た『Ever17』のXbox360版も今週に発売される。 しかし、これはいたスト以上に影が隠れてしまっている感が否めない。また、オリジナル版には無かったエンディング、3DCGに改められたキャラクターグラフィックなど、経験者に不安を抱かせる要素も結構あり、どうにも不穏な空気が漂う。元々、7月の発売を予定していながら、ここまで延びてしまった経緯もそれを一層高めるというか。 偉大なるオリジナル版を超える…のは厳しそうだが、それ以上に余計なひと手間を加えた作品になっていないかが心配。無難な仕上がりになっている事を祈るばかりだ…。 それと、ゲームの話題ではないが、今週は個性豊かな人物描写と緩さ全開のストーリーで好評を博したアニメ『けいおん!』の映画が土曜日に公開される。 同時に昨年、PSPで発売された『放課後ライブ!!』のベスト版も発売。 原作付きのキャラクターゲームではあるが、バンドという設定を上手く反映させたゲームシステム、適度に歯応えのある難易度設定など、なかなかしっかりした良作リズムアクションゲームに仕上がっている。未経験の方は是非、この機会にどうぞ。 そして願わくば、映画版で続編の報せがあると嬉しいのだが…どうなんでしょう。 とにもかくにも、今週の個人的な購入予定タイトルは無し。 積みゲー年越し阻止の季節という事で、崩す事に徹します。
by box057
| 2011-11-27 20:35
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