2011年 08月 28日
いよいよ9月。
またの名を苦月。怒涛の新作ラッシュの始まりだ。 その新作ラッシュの先陣を切るのが『グランナイツヒストリー』。芸術的な2Dグラフィックに定評のあるデベロッパー、ヴァニラウェアの新作にして、2009年にWiiで発売されたアクションRPG『朧村正』以来、2年ぶりとなる新作だ。発売元も『朧村正』に引き続き、マーベラスエンターテインメント。 ゲーム内容の方はヴァニラウェアとしては初となる、ターン制ベースのロールプレイングゲーム。『ユニオン』、『ログレス』、『アヴァロン』の三国の中から自分が属する国を選び、その国の騎士団長として騎士団を編成し、冒険の旅を繰り広げるというものになっている。 最大の見所はネットワーク機能を駆使した領土争い。全国のプレイヤーと戦場を共有し、三国に分かれてそれぞれが所属する国の領土拡大を目指した壮大な戦闘が楽しめる。更にネットワークに常時接続する必要は一切無し。一度、接続するだけで最新の情報が更新される仕様なので、外出先などのネットワーク環境がない場所でもプレイできてしまう。プレイヤーそれぞれのライフスタイルに応じ、気軽に遊ぶ事ができるので、日々忙しい人にも非常に優しい設計となっている。また、ネットワークのみならず、見た目から性別、ボイスタイプから決め台詞に至るまで細かく設定できるキャラクターメイキング、地平線を湾曲させた独特のバトルステージを舞台に展開される『スフィアリール・バトル』など、システム周りにおいても個性的で魅力溢れるものが充実。勿論、ヴァニラウェアの十八番たる、芸術的な2Dグラフィックも健在で、独特のカメラワークによる、躍動感溢れるキャラクターアニメーションが画面いっぱいに展開される。 基本的にフィールドはなく、戦闘とクエストを軸に展開していく内容である為、RPGとしては多少、変則的な作りではあるが、ネットワークを始めとする中毒性の高い要素が揃っており、遊び応えは申し分無さそうな雰囲気。世界観、ストーリーも魅力溢れる仕上がりとなっており、王道のファンタジーを存分に堪能できる内容に仕上げられていそうだ。 『朧村正』から実に2年ぶりの新作という事で、ヴァニラウェアファンならばチェックせざるを得ないタイトルなのはもはや言うまでもなく。あの美しいグラフィックを再び味わいたい、そして個性的なRPGがプレイしてみたいという方なら、購入は必至の一本と言えるだろう。据え置き機から携帯機へ進出する、あの芸術的な2Dグラフィック。今回も多くのプレイヤーの心を奪うのか。そして、また美味しそうな料理を登場させ、空腹地獄を招いてしまうのか。 色んな意味で見逃せない。 そしてニンテンドー3DSでは先日、続編が発売されたばかりの『デビルサバイバー』の新作、『デビルサバイバー オーバークロック』が発売。2009年1月に発売された『女神異聞録デビルサバイバー』を3DS向けにリメイクした作品だ。 基本的にはリメイクという事で、内容はオリジナルとほとんど一緒。しかし、新しいシナリオとして『第8日目』が追加、更にイベントシーンが全てフルボイスとなっているなど、多くの部分が改良され、オリジナル以上に豪華な作りに進化している。更にシステム周りでも、オリジナル版の欠点だった1つ(※中断データを含むと2つ)しか作成できないセーブデータ総数が改善。何と3つまで作成可能となり、二周目以降のやり込みや分岐ルートのコンプリートも気軽に楽しめるようになった。DS版にて、やり込む度にデータを泣く泣く削る思いをしていたプレイヤーにとっては、まさに涙モノの改善。また、データを削除しなければならぬ仕様に辟易していたプレイヤーにとっても、リベンジし易い設計になったのが嬉しいところだ。 他にも悪魔の情報が閲覧できる『悪魔全書』の追加、操作レスポンス向上の為の新たなコンフィング機能の追加、初心者向けの『イージーモード』の搭載など、多数の強化が行われており、事実上の完全版と言っても不思議でない仕上がりとなっている。 3DSタイトルとしては珍しく、裸眼立体視やジャイロセンサーなどの機能をほとんど売りにしていない、随分と思い切った作りとなっているが、オリジナルのDS版は、DSシミュレーションRPGの最高傑作と高い評価を得た作品。面白さと中毒性は折り紙付きと言っても良い。ただ、まだ新作の『デビルサバイバー2』が発売されて間もない頃の発売となる為、シリーズファンとしてはタイミング的に悪いイメージが払拭できないのがタマにキズではある。元々、続編よりも先に発表されながら、その後に発売される格好となっただけに尚更だ。 しかし、全てにおいて豪華になった今作が注目に値する一本なのは言うまでも無い。 スケジュール的にタイトだが、オリジナル版に魅了されたプレイヤーにファンは勿論のこと、シミュレーションRPG好きならば要チェックだ。立体視などを売りにしてないからと言って侮ってはならぬ。最高傑作とまで評価されたタイトルの凄味をその手に感じ取ってみよう。 その他の今週発売タイトル。 凄惨な残酷描写で多くのプレイヤーを戦慄させたホラーアドベンチャー『コープスパーティー』の新作、『コープスパーティー Book of Shadows』も今週発売となるが、夏真っ只中に発売された前作の事を考えると、どうにも時期を外してしまった感が否めない。 ちなみに内容の方は前作とは打って変わり、テキストアドベンチャースタイルのシステムとなっている。しかし、システムが変わったとは言え、探索の恐怖感は健在で、今回もショッキングな体験の数々をプレイヤーに提供してくれるとか何とか。また、バイノーラル録音音声による3Dサウンドも健在で、今回も恐怖と萌えを大増量でお届けしてくれるようだ。時期を外した感はあれど、ホラーゲーム好きならば要チェックの一本であるのは間違いない。勇気のある方はレッツ突撃と行ってみましょう。 とりあえず、個人的な今週の予定としては『グランナイツヒストリー』を検討中。 ただ、今後のスケジュールとの兼ね合いもあるので、一旦見送りになるかもしれない。 何か変化があった際は一切迷わず突撃といきます。 あと、31日まで旧作を何か回収しておこうと思う。 それで今年は御開きとなるかな。 正直、今年は不作に見舞われたのもあり、あまり良い成果を得られなかった感が強い。 締めとなる今週に何か強烈な一本と出会いたいところなんだけど、どうなる。
by box057
| 2011-08-28 20:40
| 気になる新作
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