2011年 07月 17日
数は少ないが、ほとんどが話題作という狂気の一週間が幕を開ける。
ザッと挙げるだけでも5本。 注目タイトルを絞ってあげると、まず第一に『みんなのリズム天国』。 任天堂が最後に発売したゲームボーイアドバンスソフトにして、シャ乱Qのボーカル兼シンガーソングライターのつんく♂氏が企画、プロデュースを手掛けた事で話題を呼んだリズムアクションゲーム『リズム天国』の最新作だ。 シリーズとしては2008年にニンテンドーDSで発売された『リズム天国ゴールド』以来、2年半ぶりの新作。そしてシリーズ初の据え置き機向け作品である。勿論、今回も企画、プロデュースはつんく♂氏が担当している。 内容の方はこれまでのシリーズを踏襲しつつ、アーケード版『リズム天国』の二人同時プレイモードを収録。グラフィック、音楽、演出も据え置き機向けに合わせ、よりカラフルに、そして臨場感溢れるものへとパワーアップしている。 また、前作に当たる『リズム天国ゴールド』はタッチペン限定の癖のある操作系を起用していたが、今作は初代『リズム天国』のボタン操作へと原点回帰。AボタンとABボタン同時押しの二種類という、これまでのシリーズの中で最もシンプルな操作系となっている。Wiiという事で、新たにモーションセンサーを使った操作が起用されるのかと思いきや、まさかの初代路線。元々、正確なボタン入力が重要視されるゲームである事と、ゴールドのタッチペン操作が賛否両論であったのを考慮すれば、この原点回帰の方針は極めて正しい判断だったと言えるだろう。ゴールドの操作にどうしても馴染めなかった(好きになれなかった)プレイヤーも、今回は楽しくプレイできること間違いなしだろう。 その他、収録リズムゲームは全て新作で、その数も50種類以上となかなかのボリューム。更に初代『リズム天国』の一部ゲームもおまけで収録されており、リズム天国と言ったら初代!…という方には心底たまらないサービスも凝らされている。 定価5800円と少し割高な感じもあるが、俺はどうしてもボタン操作のリズム天国が遊びたいんだ、というプレイヤーならば迷っている時間などない。シリーズとしては2年半ぶりだが、初代の路線を継承した作品としては実に5年越しの新作。ボタンを入力するだけで思わず体が動いてしまう、この『ノリ感ゲーム♪』を見逃すな! 第二に『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』。見た目と裏腹の硬派な難易度で定評のある『世界樹の迷宮』シリーズを手掛けたスタッフと、中毒性の高いゲームシステムで定評のある『アトリエ』シリーズの初期作品を手掛けたスタッフのコラボレーションによって誕生した『新生マイスターRPG』だ。 ひょんな事から魔女の疑いをかけられた主人公の少女・ノーラが疑いを晴らす為、街の人々と交流を深めていく3年間の成長物語を描く。システムはアトリエシリーズのスタッフが手掛けている為かそれに近く、『導刻術』によるアイテムの生成、素材収集の為のマップ探索など、見覚えのある要素が起用されている。また、3年間の限られた時間など、初代のアトリエシリーズが好きだったプレイヤーにはニヤリとする設定もあるのも見逃せないところだ。更に今作には『ようこそ ひつじ村』シリーズを手掛けたサクセスのスタッフも参加しており、プレイヤーオリジナルの部屋、庭を作れる『ハウジング』と『ガーデニング』の要素まで収録。メインストーリーを進める以外の箱庭ライフ的な遊びも盛り込まれているので、やり込み甲斐も申し分無し。人によってはこれでほぼ一生分の満足感が得られる…かもしれない。 また、戦闘の方もシンプルなコマンド選択制でありながら、隊列編成などの奥深い要素を実装。難易度は比較的温めの設定のようだが、今作を手掛けているのはあのプレイヤーを罠にはめる事に定評(?)がある『世界樹の迷宮』チーム。油断すればきっと痛い目に遭うのは間違いないだろう。 その他、日向悠二氏によるほのぼのとしたキャラクターデザインと世界観、ワイルドアームズのなるけみちこ氏による癒し系の音楽など、ゲーム部分以外にも見所が満載。 どちらかと言うと、硬派なゲームをリリースする傾向が強いアトラスにしては、万人受けしそうなカラーの強い一本。既にそのようなゲームとして昨年11月にリリースされた『ラジアントヒストリア』は、練られたストーリーとシステムで非常に高い評価を獲得したが、今作はそれに続くのか否か。アトリエシリーズファンはさることながら、箱庭系のスローライフゲームが好きなプレイヤーなら要チェックのタイトルだ。 また、この他にもルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』を原作とした3Dホラーアクションアドベンチャーゲーム『アリス・イン・ナイトメア』の続編『アリスマッドネス リターンズ』、昨年発売されたPS3版を大幅に改良した『ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション』も要注目のタイトル。なお、どちらもZ指定(18歳以上対象)タイトルなので、その年齢に達していない方はご注意を。 ちなみに『アリスマッドネス リターンズ』のXbox360版には、前作である『アリス・イン・ナイトメア』の英語版をダウンロードできるプロダクトコードが同梱される。前作未プレイであり、先にそちらからプレイしてみたいという方はXbox360版を選ぶのが適切かもしれない。 また、一般の知名度は低いものの、意欲的な試みとインパクトを兼ね備えたタイトルも二本発売。ありそうで無かった狙撃特化型のFPS『スナイパー ゴーストウォリアー』、ほのぼのホラーな世界観が異彩を放つリズムアクションゲーム『うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム』と、いずれも先に紹介したタイトルに負けず劣らずの存在感を持っている。 特に女性ユーザーにお薦めなのが『うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム』。 元々、DS向けに作られていたリズムアクションゲームを3DS向けに作り直したタイトル。 見所は何と言ってもその世界観。何とも言い難い可愛らしさと脱力感には思わず心を奪われること間違いなしだ。ゲームとしてもタッチペン一本だけで遊べるお手軽さもさることながら、ファッションショーに絵本など、本編以外の遊びも充実。ハードなプレイヤーに向けた高難易度も用意するなどやり甲斐も申し分無しのようだ。 たまには変わったホラー(?)を味わってみたい、そして手軽に遊べるゲームをやりたいという方ならば打って付けのタイトル。無名の新作だが、突撃する価値は十分にある…? もう一本の『スナイパー ゴーストウォリアー』も要チェックの一本。 特にゲームシステムは狙撃特化ならではの試みが満載。風による弾道のズレ、心拍数増加による手振れの発生など、静かに仕留めるスナイパーならではの緊張感抜群の要素の数々は、狙撃好き(?)の心を大いに満たしてくれること間違いなしだ。接近戦や多人数戦などのシチュエーションもあったりと、ただ単に狙撃だけに特化した内容ではないという所も大きな注目点である。 今までありそうで無かったゲームシステムとゲーム性で送る、正真正銘の”違いの分かる男”に向けた一品。普通のFPSは飽きたという方ならばレッツ突撃だ。 とりあえず、今週発売のタイトルはこんなところ。 個人的な購入予定は…『みんなのリズム天国』と『ノーラと刻の工房』、『スナイパー ゴーストウォリアー』の三本だけど、現時点で見送る可能性が濃厚。 いずれも後々で改めて購入という形になると思う。ただ、『みんなのリズム天国』は来週の『デビルサバイバー2』とのセットで買おうかと検討中。 これだけはなるべく早めに手を打とうと思います。 そして、三度目の正直。今週より旧作漁りを始めます。 今、未クリアの積みゲーに時間のかかるものが多いので、今年は控え目なものを中心に狙っていこうと思う。昨年買い逃したタイトルも幾つか回収だ。
by box057
| 2011-07-17 21:27
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