2011年 06月 12日
1998年にNINTENDO64用ソフトとして発売。国内外を問わず、多くのゲーマーから称賛され、記録的な売上を達成した『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。 その時のオカリナが13年の時を経て、3DS用ソフトにリメイクされて復活する。 その名も『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』。 基本的な内容はオリジナルであるロクヨン版を踏襲しつつ、新たに3DSの二画面構成を活かした即座に呼び出せるメニュー画面、ジャイロセンサーによる主観撃ち操作と言った新要素を追加。オリジナル版でも既に快適だった操作性がより磨き上げられたものに進化を遂げている。また、『シーカーストーン』なる謎解きのヒント機能も新たに実装。ゼルダシリーズ初心者に優しい作りとなり、総じてコアなイメージの強かったオリジナル版よりも敷居が下げられている。無論、オリジナルを遊び尽くしたプレイヤー向けの配慮も万全。謎解きから敵配置まで全てが一新された『裏ゼルダ』、そしてボスとの連戦に挑む『ボスアタック』と言ったやり応え抜群の要素が実装されている。特に『裏ゼルダ』は、2002年に発売された『ゼルダの伝説 風のタクト』の特典としてもらえた『裏ゼルダ』とは全くの別物との事。特典版の知識は一切通用しないので、クリア済の方も新鮮な気持ちで楽しめる。 他にハード性能向上の恩恵でグラフィックも大幅に進化。一枚絵で背景が描かれていたハイラル城下町がフル3Dになっているなど、飛躍的な進化を遂げており、見た目の部分でも楽しませてくれる。発売から11年が経った今でもゼルダシリーズ最高の傑作として国内はおろか、海外でも高い評価を得ている本作。実を言うと『聖剣伝説』シリーズ生みの親として知られる石井浩一氏が立ち上げた会社『グレッゾ』が開発を担当した、いわゆる外注作品でもある。しかし、オリジナル版を手掛けた青沼英二氏を始めとするスタッフ数名も参加しており、実質的には任天堂との共同開発という形で制作されたものとなっている。外注という事で不安を覚える方もいるかもしれないが、出来は保障済みと言っても良いだろう。 ゼルダシリーズ好きは言うまでも無く、3DSで歯応えのあるゲームをプレイしたいという方にはまさに打って付けの一本。風の噂によれば、出荷数が限られるようなので、予約してない方はなるべく早めに行動しておきましょう。。 また、レベルファイブのPSP向け完全新作、『ダンボール戦機』も時のオカリナ3Dと同じ日に発売される。当初は2009年内に発売を予定しながらも、その後に2010年、2011年と度重なる発売延期を繰り返した罪作りなタイトル。 そんな新作が同じく、度重なる発売延期でユーザーをやきもきさせた『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリメイクと同じ日に発売されるとは、どういう偶然であろうか。 それはさておき。 ゲーム内容の方は頭部や脚部を始めとする様々な部位をカスタマイズできるロボット『LBX』を操り、敵やライバル達と戦っていくプラモクラフトRPGなるもの。注目は戦闘システムで、任天堂の『カスタムロボ』やカプコンの『ガチャフォース』を髣髴とさせる3D対戦型アクションとなっている。但し、属性の概念があったり、弱点を突くことでより大きなダメージを与えられるなど、戦略的な要素が豊富に導入されているのが大きな特徴。また、LBXには必殺技のデータを管理する『メモリ』というのがあり、この容量によって複数の必殺技を持つ事が可能。そして相手に攻撃を与えるにつれ上昇するゲージを消費する事により、その必殺技を使う事ができるという格闘アクション的なシステムも盛り込まれている。それによる駆け引きもあり、一発逆転を狙うか、或いはいきなり不利にさせるかなど、プレイスタイルの幅も豊富。少年心をくすぐる、魅力的な要素と奥深さを兼ね備えたものに仕上げられている。 戦闘のみならず、ストーリーも玩具を題材とした作品の王道を貫いた懐かしい内容になっているほか、RPG周りのシステムでもパーツごとの強化などの奥深い要素が充実。先に取り上げた『カスタムロボ』を始めとするロボット系ゲームをプレイしたユーザーならば、ツボに来ること必至だろう。 度重なる延期の末、満を持して発売となる今作。4月よりテレビ東京系列で放送中のアニメも小学生を中心に好評を博しており、世間の認知度は抜群。更に最近はPSP本体も好調な売上を記録しているので、売れる要素は十分過ぎるほど揃っている。恐らく、今週発売タイトルの中では最もヒットが期待できる一本と言えるだろう。 しかし、一方で今作にはプラモデルが同梱される大型パッケージという懸念要素も。全く同じパッケージで売り、小売店から大顰蹙を買うに至ったDSの『二ノ国』という前例があるので、またも値崩れを起こす恐れがある。さすがにレベルファイブも、以前の一件を反省し、今回は売り方を改めてくると思うが…どうなる事やら。。いずれにせよ、アニメで興味を持った方を始め、ロボット系のゲームが好きな方ならば要チェックの一本だ。 その他の今週発売タイトル。 来週にPSPで移植版が発売される『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』のIFストーリーを描いた『比翼恋理のだーりん』も今週に発売される。 これも目玉タイトルの一つと言えるだろう。 また、15日には3DSのバーチャルコンソールにて、ゲームボーイ屈指の傑作アクションパズル『ドンキーコング』が配信される。 これは大変お薦めな一本でございますので、3DSをお持ちの方は是非ともダウンロードを。配信価格が300円と妙にお手頃ですが、100以上のステージに繰り返し遊べるタイムアタックなど、値段以上の遊び応えが堪能できます。 個人的には数あるマリオシリーズの中で、今なお不動のナンバー1に君臨する逸品。 未プレイの方は迷わず行きましょうぜ。 で、今週の個人的な購入予定タイトルは無し。 とりあえず、来週の三本を安心して出向かえる為、今週も積みゲー崩しを。
by box057
| 2011-06-12 19:57
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