2010年 12月 19日
--- 本館更新情報 ---
◆『Review Box』を更新。 ⇒Ever17 - the out of infinity -(PSP) ◆『Secret Data Box』を更新。 ◇ゲームソフトスタッフリスト集 ⇒F-ZERO(SFC) ⇒クリエイターズデータ(8人追加) --- 積みゲー進捗 --- ◆Solatorobo それからCODAへ(NDS)<クリア> ◆宝島Z バルバロスの秘宝(Wii)<クリア> ◆THE EYE OF JUDGEMENT 神託のウィザード(PSP) ◆ブレイズ&ブレイド エターナルクエスト(PS) <追加> ◆キャッスルヴァニア ロードオブシャドウ(PS3) ◆ノーモア★ヒーローズ(Wii) 12月も遂に下旬突入。 ここから一気にペースを上げていかんと拙い。 リーヴェルに手が付けられない。 ブレブレ(ブレイズ&ブレイド)は必死こいて進めてます。 『Solatorobo それからCODAへ』は期待以上の面白さで大満足。 前作に当たる『テイルコンチェルト』から劇的に進化した操作性、程好い難易度、携帯ゲーム機を活かしたクエスト、ストーリーボリュームの配慮、そして秀逸なストーリーと、どれも完成度が桁違いに高く、制作スタッフの凄まじい愛を感じた。 特にボリュームの調整具合(マップ、クエスト、ストーリーなど)は見事。世界観とか凄く緻密に作られているのにも関わらず、だだっ広いマップを歩き回るなどの余計な要素を削ぎ落とし、テンポの良さを最優先する作りに徹した姿勢には職人芸を見た。折角、あれほど世界観を作り込んだのだから、もう少しマップを広くしても良かったんじゃないのかとか思ったのも事実だけど、それを控えてまで遊び易さを重視し、限られた中で世界観 の魅力や面白さを伝える辺りには、サイバーコネクトツーのゲーム屋としての意地を感じましたよ。こうも限られた制約の中で確かな面白さと作り込んだ世界観を味わってもらう為の努力をしたゲームというのも、随分と久しぶりに見たような。何処と無く、スーパーファミコン時代に通ずる懐かしさみたいなものがあって、個人的にはツボだった。 また、クエストを一つクリアした後には必ずセーブ連絡が入ったり、掴める物にはボタンのサインが出るなど、細かい部分に対する配慮にも鬼気迫るものを見た。操作性も掴む気持ちよさと楽しさを最優先し、当たり判定を大らかにしたり、感触は2Dアクションゲーム風のデジタル方式にするなどのこだわりが炸裂してたのがとても印象的。掴んで持ち上げ、投げ飛ばすのが主体の戦闘も、シンプルで単調なのだけど、敵の種類や攻撃パターンなどが練られていて、意外とダレ難いという辺りにも細部まで作り込んでるこだわりが現れていた。 その他、グラフィックはさすがにDSなだけに荒々しいけど、逆にテイルと変わらぬ懐かしさがあって良かったし、音楽も結構切ない曲が多く、しかも耳に残るものばかりでよかった。ストーリーとキャラクターも申し分無し。久々に熱血バカの良い主人公を見ましたよ。 惜しむらくはセーブが一つしかないこと、フライヤーモードの操作の癖が強いこと、ダッシュ操作のボタン配分、そしてイベント時の通信効果音がちとうるさかったことぐらいかな。特にセーブは最低でも二つは確保して欲しかった。一応、引き継ぎの要素はあるけど、やっぱ個別のファイルで二周目を楽しみたかったというか。そこが凄く残念です。 でも、総評は文句無しの傑作ですとも。最高に面白かった。時間ができたら二周目にもチャレンジしてみたい。そして、この世界観を継承した新作も是非、作って欲しい。続編ではなくて全くの新作を。そんな訳でサイコネさん、期待してまっせ。 DS持ってる人ならやった方がエエですぞ、これ。 特にNHK教育で過去に放送されていた『名探偵ホームズ』、『モンタナ・ジョーンズ』が好きな方なら間違いなくストライク入りますぞ。是非是非。 『宝島Z バルバロスの秘宝』は噂に違わぬ面白さだった。 しかし、一言言わせてくれ。 あのラストのイカリ投げを考案・設計した人、…表出ろ。 ありゃ、調整が甘いどころの騒ぎじゃないよ。 前方に振って投げようにも投げられないとか、ちゃんとテストプレイしたのかと。 あまりの雑な作りに幻滅した。しかも、全然飛ばないものだから、アホのように力んでリモコンを前に突き出しまくって後日、筋肉痛になっちゃいましたよ。 どうしてくれるんですか。 挙句の果てに早く投げないと即座にやられてゲームオーバーになるなど、如何にもカプコンらしい容赦のなさだし。 正直、あそこで個人的には評価を落としましたとも…。それまでが悪くなかったのにメチャクチャ残念。アイディアは悪くなかったけど、作るにしてももっと入念に調整して欲しかった。買う前に耳にしてた巷の評判で「モーションプラスに対応していれば…!」というのがあったけど、今ではそれが痛いほど分かる。このゲームはモーションプラスに対応、或いは専用ゲームにすべきだった。そうすればイカリもあそこまで悪くなってなかったはず。まあ、これが出た時期はモーションプラスが出てなかった頃だから、対応させてないのも仕方ないんだろうけど。でも、調整はもっと時間をかけるべきでしたな。勿体無い。 しかし、そこ以外は凄く面白かった。まさに野心作というに相応しい出来。リモコンの特徴を最大限に活かした謎解きのネタとその操作感、練りに練られたステージ構成と、桁外れの独創性を秘めたゲームだった。 特に操作の面白さは数あるWiiのゲームの中でも1、2を争うんじゃないのかと。ハンドル代わりに回したり、レバーに見立てて倒したりなど、使い方がもの凄く上手い。しかも操作自体に違和感も何も無く、完成度の高い謎解きネタと相まってごく自然な動かす楽しさが演出されてたのも見事。更にゲームを進めるたび、色んな持ち方が求められるネタが出て来るので、自然とモチベーションが落ちない。そんな巧妙なレベルデザインにもビックリだ。リモコンの可能性を徹底追及、しかも動かす面白さも重視と、正直な所、これは任天堂のリモコンをネタにしたゲームなど足元にも及ばぬ出来じゃないのかと、個人的には本気で思った。違和感のある操作が無い辺りが特にそれを現してたというか。かなり上手い使い方と作りとしてると思いましたよ。当時、このゲームは任天堂がお気に召してプロモーションを支援したというけど、その理由もよく分かりますな。 あと、解法の仕方によってスコアが変化すると言ったスコアアタック的なやり込み、謎解きが苦手な方の為のヒント機能などの細かい部分もきちんと作られてたのも印象的。ヒント機能に関しては、ネタ的な意味も含め、色々ぶっちゃけてて面白かった。あの安っぽい神様とバックで流れる謎の歌と言い、ふざけ過ぎ(褒め言葉)。かの『ガチャフォース』に通ずる愛を見ましたよ。やっぱカプコンはネジが外れると面白いな(笑)。 また、ミスした場合もまるでコントのようなデモが展開されたりなど、変に重苦しい感じを出さぬ気配りが徹底されてたのも印象的。エフェクトも良い具合に漫画チックで、仰々しくて面白かった。そしてキャラクター達も先の神様といい、変に濃い奴らばかりでたまらなかった。あと、キャプテン・ローズは可愛いにも程がある(笑)。 そんな優れた所が多いだけに、イカリの調整の甘さは残念。あとチャンバラとフィールド移動の不便さも気になった。移動は正直、ポイント操作じゃなくてヌンチャクのスティック移動で良かったんではと思ったけど、リモコン一本で遊べるのがコンセプトなら、それは野暮か。 痛い欠点もあったけど、総評は傑作。Wiiリモコンの可能性を惜しみなく追求した、まさにWiiのゲームでした。こんな良いゲームが任天堂のプッシュがあったにも関わらず、売れなかったのは何ともはや。リベンジとしておすすめセレクションで出す、そしてモーションプラスに対応させた新規版にするなどの展開があると良いんだけどな…。 とりあえず、評価を投票しておきますとも。 既にブロンズ取ってるけどさ。
by box057
| 2010-12-19 21:44
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