2010年 09月 26日
9月最後の一週間。いつものように(?)怒涛の新作ラッシュ到来だ。 その中でも話題性を含め、最も注目度の高い一本はこれだろう。 『けいおん!放課後ライブ!!』。 芳文社の4コマ漫画専門雑誌『まんがタイムきらら』に連載、昨年にはTBS系列でアニメも放送され、一大旋風を巻き起こした『けいおん!』が遂にゲーム化。 販売・開発はセガ。キャラクターゲームだけでなく、音楽ゲームとしても高い評価を得た『初音ミクProject DIVA』のスタッフが手掛けている。 基本システムは、左からスライドしてくるバーが音符マークと重なるタイミングでボタンを押していく、よくあるタイプのリズムゲーム。しかし、5つの楽器ごとに個別のパートが用意されており、選んだ楽器によって異なる演奏が楽しめるという、バンドの形態と特徴を反映させたゲームデザインが成されているのが最大の特徴だ。また、ゲーム中にコンボを繋げる事で特殊な映像が流れるなど、作風は異なるが『Project DIVA』のようなPSPのワイド液晶を最大限に活かした演出も仕込まれている。 更にアドホック通信を使って、最大5人までの協力プレイが可能。プレイヤーごとに異なるパートを選択し、セッションプレイを楽しむ事ができる。セッションを楽しむだけでなく、どうしてもクリアできない曲は得意な人に任せるなど、救済処置として活用する事も可能。様々なスタイルによるセッションの醍醐味を堪能できる。 リズムゲーム以外にも、ちびキャラ達によるイベントが繰り広げられるメニュー画面、衣装を切り替えられる着せ替え、時計機能など、おまけが充実。 『Project DIVA』のような収集要素、ランクチャレンジなどのやり込み要素も実装と、音楽ゲーム好きの興味を抱かせる要素も取り揃っている。 今年4月よりアニメ二期の『けいおん!!』がTBS系列で放送開始、本編で流れた歌のシングルもトップ10にランクインするなど絶好調だが、先日に原作が最終回を迎えて終了。更にアニメも9月14日、本編が事実上の最終回を迎え、今週28日にはその後日談たる番外編の最終話が放送。完全なる終焉を迎える。 アニメの最終話後にゲームが発売されるというのは、今から14年前に放送された『新機動戦記ガンダムW』を髣髴させる展開。ガンダムWが最終回後にスーパーファミコンで発売格闘アクションゲーム『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL(エンドレスデュエル)』は、今日でもガンダムファンのみならず、格闘ゲームファンから高い評価を獲得している珠玉の傑作として語り継がれている。それと同じように『けいおん!』も発売となる訳だが、果たしてガンダムWの例に続き、歴史を築き上げる事ができるのか? ミクファンからも支持を得た『Project DIVA』のスタッフが開発しているだけに期待させられる。また、最終回直後の発売となる為、どれほどの売上を記録するのかも興味深い。ゲーム内容のみならず他の事柄も含め、あらゆる意味で要チェックの一本と言えるだろう。 自分も購入予定。DIVAスタッフ制作故に今度はどんな映像と共に魅せる音楽ゲームになっているのかが楽しみ。 アニメを毎週見たり、歌のCDも買うほど『けいおん!』に入れ込んでる人間ではないけど(原作は三巻まで持ってるけど)、徹底的に遊び倒します。 ちなみに原作四巻(最終巻)も今週の27日(明日)に発売。 こちらも購入予定。 デッドライジング 2【CEROレーティング「Z」】(初回生産版限定:MHF特典武具イベントコード(1種)同梱) 特典 ダウンロードコード「パラダイスパック(サイコ)」&コンボカード(3枚)付き カプコン また他にも強力なタイトルとして『デッドライジング2』が発売。 Xbox360独占で発売され、国内外を問わず高い評価を獲得したゾンビパラダイスアクションの続編が4年の時を経て発売。前作はカプコン内部スタッフによる制作だったが、今作はカナダの開発会社『Blue Castle Games』との共同開発。 更に前作はXbox360独占だったが、今回はPS3とWindows版も販売(※Windows版は10月26日発売予定)。マルチプラットホームでの提供となる。 フィールド周囲にある物全てが武器として使える前作の特徴はそのままに、他のものと組み合わせて強力な武器を創造するシステム、同行する娘の管理などの新要素を導入。ネットワークを使ったマルチプレイにも対応しており、2人までの協力プレイに4人までの対戦プレイが楽しめる。 元々、前作がXbox360独占だった故にか、Xbox LIVEアーケード独占で『デッドライジング2 Case:0』という前日談を描いたタイトルが配信されたり、前作の主人公が登場する本編エピローグ『Case:W』がこれまたXbox360独占で配信されるなど、Xbox360版に対する過剰なひいきが目立つのが気がかり。折角のマルチプラットホームで、PS3版を待望したユーザーを冷遇する姿勢は個人的に解せない。 ひいきされてる故に360版が売れそうな雰囲気はあるが、仮にPS3版がそれを上回ったらカプコン側はどう対処するのだろうか。 何だか揉めそうな気がしてならない。 ある意味、別の角度で注目のタイトルと言えるかも…。 更に『デッドライジング2』以外にもカプコンの新作として『大神伝 ~小さき太陽~』も発売。2006年4月20日にPS2で発売され、高い評価を獲得し、その後にはWiiにも移植された名作『大神』の続編が、まさかのDSで登場。小さな白狼『チビテラス』とその相棒の『クニヌシ』が活躍するアクションアドベンチャーゲームだ。 前作『大神』はカプコンの子会社クローバースタジオ開発だったが、今回はカプコン内製。前作に携わったスタッフに関しては、既にカプコンを退社したディレクターの神谷英樹氏も含め、全員未参加。新スタッフ制作による続編となっている。この時点で既に前作が好きだったプレイヤーには不安倍増だが、大神が好きなスタッフが中心になって作っているとの事なので、これと言って心配は無用…だと思う。 前作とは異なり、相棒キャラクターと共に協力しながら進めて行くゲーム性とタッチペン操作へと改められた『筆しらべ』が特徴。基本システムやグラフィックの作風などは前作をほぼ踏襲している。また、主人公がチビテラスという可愛らしいキャラへと変更された故に女性ユーザーにも訴えかける魅力が増しているのも見逃せないポイントだ。 ただ、先日より『みんなのニンテンドーチャンネル』などで配信が始まった体験版の評判が賛否両論になってしまってるのが気になるところ。タッチペンとボタン操作を絡めたせいで煩わしいとの事だが…。前作が名作故に発売後には厳しい評価も出そうな感じだが、大神への愛をぶつけたスタッフの労力が報われる結果になれば幸い。他に強力なタイトルが集中してるので陰に隠れてしまう可能性が高そうだが、健闘して欲しいところである。 その他の発売ソフト。 日本精神科病院協会からの抗議で2年前に騒動となった、DSのサバイバルホラーFPS『DEMENTIUM(ディメンティアム) 閉鎖病棟』の続編、『閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-』も今週に発売される。 閉鎖病棟がダメなら『閉ざされた病棟』と、明らかに挑発してるかのようなタイトルになった訳だが、そんな邦題で大丈夫か? また、ゲームとは別に『ロックマンギガミックス vol.3』も発売。 有賀ヒトシ先生による壮大なロックマンサーガの最終章が遂に幕を上げる。 ロックマンファンにこれを逃すという選択肢は無い。ゲットすべし。 そんなこんなで今週は『けいおん!放課後ライブ!!』を購入予定。 それから『ロックマンギガミックス vol.3』と『けいおん!4巻』を購入。 久々に散財の多い一週間になりそうだ。
by box057
| 2010-09-26 22:22
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