2010年 06月 22日
『HOSPITAL. 6人の医師』感想、外科編。 全オペをプレイした感想としては、まさに正真正銘…『万人が遊べるカドゥケウス』というに相応しい面白さだった。 カドゥケウスと違い、制限時間が無いので(※但し一部オペに制限時間が存在)、じっくりマイペースでオペを進めて行けるし。また患者を蝕む病巣も、今回はギルスやスティグマなどの強敵(?)がいないから、あまり高度なテクニックが必要とされる事も無く、アクションが苦手な方でも気軽に楽しめるバランスでまとめられていたのは凄く良かった。 カドゥケウスが一体どんなゲームなのか、シリーズ未経験者がそれを体験する場としては、最高の出来栄えだったと思う。 一方で経験者には寂しい出来である感が否めなかったかな。 今回は現実的な病気を治すオペが中心なので、ギルスやスティグマのようなアクション性の強いオペとかは皆無だし。難易度も控え目だし。シリーズ独特の雰囲気(SFっぽさなど)を求めてプレイすると、肩透かしに遭うかもしれない。 とは言え、クリア後のスペシャリストの難易度は、シリーズ経験者も悲鳴を挙げてしまうほどのきつさなんで、フォローは万全。 歯応えは相変わらずなので、納得の手応えを感じられると思う。 特にXSとか、本当に今回は絶望的と言っても良いほどムズいから。。 条件が理論値ギリギリの域だし(汗)。 あとその他で今回、特に印象的だったのは術野の広さ。 基本的に一画面内固定というオペが無く、大抵のオペが広範囲を舞台としていたのは、オペそのもののリアリティ向上に一役買ってたと思う。 また、この術野の広さを活かしたイベントもスリルがあった。 詳しく言うとネタバレになっちゃうんで伏せるけど、「●と●が落下するトラブル」…とか。如何にも現実の手術でもありそう…と思ってしまうその展開にはヒヤヒヤさせられました。あと櫻井孝宏さんの実況プレイ動画パート2でも登場した『黒いアザ(※動画では黒い影)』とか。 あれがある意味、今回のギルスの代役なのだけど、あのイベントはカドゥケウスシリーズに転用しても意外にイケるんじゃないのかと思ったな。 いきなり病巣が増える展開は、ギルスとは異なるスリルを演出していたし。 術野の広さも一役買ってたけど、あれは本当、今回だけの一発ネタでは終わらせるべきじゃないと思った。今後も尖らせて行くべきかと…。 本当、カドゥケウスをプレイしてきた身としては、よくギルスと超執刀を廃してこんなに密度の濃い内容にできたな…と。 他の医術との並行で、オペの数自体はかなり控え目ではあったけど、欲を言えばあと2~3ぐらいは入れて欲しかった。まあ、今作は外科専門のカドゥケウスじゃないのだから、控え目なのは仕方がないけどね。。 カドゥケウスって興味はあるけど、どんなゲームなんだろう? そう関心を抱いてる方や初心者の方にとって、今作はその醍醐味を味わうのに最適の一本であるのは間違いないと思う。 無論、カドゥケウスの続編としても結構、将来の可能性を感じさせられる試みが成されているので、経験者も一度、試してみる価値はある。 ギルスと超執刀が無いと、どうなるのか? その答え…『執刀カドゥケウス』がここにあります。 しかし、外科は内容は良いとして、主人公であるCR-S01の描写はちと物足りなかったかも…。詳細は伏せるけど、最後まで明らかにされなかった事があったしな…。 熱いキャラだったのは大満足だけど。 そんなバリバリな熱血キャラでなく、静かな熱血キャラという感じで。 櫻井さんの声もマッチしてたし。 まあ、その辺の事に関しては、彼が主人公を務めるカドゥケウスの新作の登場に期待しよう。…って、彼は超執刀使いじゃないからシリーズ登場は厳しいか(汗)。
by box057
| 2010-06-22 23:54
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