2009年 09月 05日
う~む。 さすが「まだ死にたくない、、」と叫んだだけにある。 『王様物語』、大変面白いです。 内容はぶっちゃけ『ピクミン』とそっくりのリアルタイム・ストラテジー(RTS)なのだけど(ダメージメーターとか、編隊を組んでマップを探索したりするとか)、城下町の発展やRPGチックなゲーム展開、ジョブの増加により少しずつ広がっていくマップの構成など、『牧場物語』を彷彿とさせるような要素もあったりして、地味ながら奥の深い作りになってる。 特にシステムの分かり易さ、取っ付き易さが特筆モノ。 ジョブごとの特徴は一目で分かるようにまとめられてるし(のんきな大人は戦闘が出来ない…など)、命令は基本的に攻撃・撤退の二つだけであるなど、RTSをやった事のない人も、直に馴染める敷居の低さを実現している。 いきなりテキストで細々とルール解説せず、最初に最低限のルールだけ説明して、ゲームを進めるにつれて要素をオープンしていくように作られた、序盤の展開も好感触。くどい説明をせず、ゲームをスパッと始めさせてくれるこの作りは、地味ながら嬉しい。堅苦しい気持ちにならずに始まるから、直にゲームの中へと入っていける。 あと操作性もそんなに複雑でなく、変にリモコン、ヌンチャクの特性を活かそうとする工夫がされてないのも嬉しいところ。 この辺の無理にリモコン操作を活かそうとしない所は、如何にもサードのゲームっぽい。『朧村正』もそうだったけど、操作に変な自己主張をさせず、あくまでもゲームを目立たせようとさせるこの潔さは気持ち良いな。 とにかく、なかなか気合いの入った内容で大満足。 グラフィックもムービーとか独特で見応えがあるし、音楽もクラシックの名曲を流すなど、独自のセンスが炸裂していて面白い。 ストーリーもさすが、『moon』等を手掛けたラブデリックのメンバーが関与しているだけに、変に毒が炸裂しているし、海に向かって国民を突撃させると夕日に向かって(出てない時間帯でもOK)「バカヤロー!」と叫んだり、妙な小ネタも仕込まれていて楽しい。 ↑ 当日のプレイ記録にも、こんな小ネタが。 ↑ 説明書とディスクにも、独自のこだわりが。 強いて言うなら、カメラ操作がやや固いのが気になるところではあるけど…。 ともあれ、これは…良い。かなり良いです。 派手さは無いけど、ジワジワと楽しくなっていく良質な一本。 Wiiでちゃんとしたゲームが遊びたい、という方は是非、プレイのほどを。 「まだ死にたくない、、」発言の本気は…伊達じゃないです。。 売上は例によって、薄型PS3等と時期が重なっただけにあまり芳しくないようだけど、口コミでジワジワと広がっていって欲しいな。 こういう良いゲームが売れずに埋もれていくってのは、ちとまず過ぎる。 『タクトオブマジック』や、『朧村正』に対しても言えることだけど。 任天堂もこういう普通のゲームは、徹底して支援すべきなのに。 いつまで6月に出たライト向けゲームのCMを流してる気だ?
by box057
| 2009-09-05 23:00
| 日記 / ゲームネタ
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